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2006年03月23日 00時29分 更新

っぽいかもしれない:

新ルール適用で技が多彩に――ROBO-ONE第9回大会 (2/4)

 3月18日は、ROBO-ONE本戦の予選だ。2分間のデモンストレーションで、ロボットの持つ技を披露し、採点によって順位を確定する。今回の規定演技は前回に引き続いて「走る」である。「走る」については、要項にはただ走ると書かれているだけで、その定義は(わざと)決められていない。こじつける余地があるということだが、実際には、みな両足が同時に空中にあるという「正しい」走りに挑戦していた。また、デモは完全自律(操縦なし)で行うことが要求される。

 予選の演技の中で、面白かったものを紹介しよう。

飛騨神岡高校「ニュートリノネロ」

 前回大会の開催地からの高校生チーム。しっかり足を挙げての走りをアピール。さらに、ジャンプした足下に雑誌を滑り込ませるというデモも披露。予選を9位で通過。しかし、決勝では韓国の巨漢ロボットMYRO-3の前に1回戦敗退となってしまった。

なぐ「AerobattlerPENTO」

 完全自律だけではない。デモンストレーションに伴うナレーションさえも自分でやってしまうというロボットだ。見かけと相まって、とにかくかわいい。走りに関しては、用意ドンのあとつんのめって転んでしまうということになったが、ウケは十分に取っていた。そのときくちばしがとれちゃって、黒いてるてる坊主みたいになっちゃったのもそれはそれで良い。29で予選通過したが、初戦で強敵ARIUSの前に破れてしまった。

ジャパン△テント「ベーチック」

 J-classと同じマシンで本戦にも参加。シンプルなデザインのロボットだけど、ダッシュ、旋回、足あげなど機敏にこなす。腕についたトンファーの角度を変えることで、大きさの異なる敵にも対応。リモコンにはプロポを使っているのだけど、レバーを倒した分だけ身体が動くというようなマスタースレーブ方式を使っており、操作性も良いらしい。これが32位通過となった。なんと初戦を突破。2回戦では負けてしまったものの、2回戦敗者8台によるランブル(バトルロイヤル)に出場。こんな小さいやつが大丈夫なのかという会場の心配をよそにとにかく逃げ回って、最後まで残った2台のうちの1つになってしまった。会場の拍手による判定の結果、圧倒的な支持を集め、ランブル優勝者となった。

前田武志「OmniZero.2」

 これが予選1位通過のロボットだ。とにかく良く走り、跳ぶ。公称秒速70センチ(時速2.5キロメートル)。決勝トーナメントの戦いでも、ずっと走り続けているロボットである。このために重量を1.9キログラムと軽く作ってあるのだ。準決勝でARIUSの前に敗退するものの*2、その後に行われたベスト8によるランブルでは、見事に優勝を飾った。

スミイファミリー「アリキオン」

 これが予選2位。カーニバルをモチーフにしたすてきな衣装の中に、高い運動性能のマシンが入っている。白眉は最後に見せてくれた高速スピン。音楽に合わせてくるくる回る。そして、止まるときもぴたっと止まっていることに注目だ。


*2 ARIUSの操縦者はありまろ5と同じスミイファミリーの小学生だ。これもロボットそのものよりも操縦者のわずかなテクニックの差だったかもしれない。

[こばやしゆたか,ITmedia]

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