EXILIMシリーズは単焦点の「EXILIM」と、光学ズームレンズを搭載した「EXILIM ZOOM」の2ラインで製品展開が行われてきたが、最近ではほぼすべての機種が光学ズームレンズを搭載しており、区別はあいまいになっている。同社はシリーズの位置づけを“スタイリッシュ&コンパクトなEXILIM”、“マニュアル操作も楽しめるカメラ好きに向けたEXILIM ZOOOM”と再定義していく考えだ。
また、光学式手ブレ補正機能や広角レンズ/16:9ワイドCCDといった他社が取り組んでいる要素については、「光学式手ブレ補正機能を搭載すると、どうしてもボディサイズが大きくなってしまうし、広角レンズやワイドCCDはどこまでユーザーへ受け入れられるかは未知数」と慎重な姿勢を見せている。
「カメラ」というイメージがあまり無い同社だが、先日発表されたレンジファインダー式デジカメ「R-D1s」の展示には熱心なカメラファンが多く集まっていた。
R-1Dsは2004年7月に発売された「Epson Rangefinder Digital Camera R-D1」の後継にあたる製品だが、会場で配られていた資料には「後継機ではない。完成形である」というキャッチコピーが記されており、自信のほどがうかがえる。
「完成形というからには、“R-D2”のような後継機は登場しないのか」と尋ねてみたところ、「CCDの画素数アップなどまだまだ改良の余地はあるが、R-D1としては完成したという意味」というコメントがかえってきた。
同社では今後もアナログカメラの良いところをデジタル化した商品作りを進めていきたいとしており、レンジファインダー式以外の投入もあり得るという。
三洋電機は“動画デジカメ”Xactiシリーズを展示。2006年1月に発表された“ハイビジョンXacti”こと「DMX-HD1」のほか、スタンダードモデルの「DMX-C6」、エントリーモデルの「DMX-C40」、同社製品では少数派となってしまった四角いコンパクトカメラタイプの「DSC-E6」も展示されていた。
DMX-HD1は「ハイビジョン録画対応機」ながら720pまでの対応にとどまっているが、解像度を高めることも検討されている。「1080iへの対応も検討しているが、いわゆるビデオカメラに近づく製品作りではなく、あくまでもXactiらしい製品として作っていきたい」(同社)。
また、SD解像度のDMX-C6/DMX-C40も好評とのことで、「HD/SDぞれぞれの良さをいかした製品作りを進めたい」と今後の開発方針を語っていた。
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