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松下、ワイド画面にも対応したデジタルTV用プリンタ

» 2006年04月04日 20時04分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は4月4日、デジタル放送の印刷サービスや「Tナビ」に対応したA4カラープリンタ「KX-PG2」を4月21日に発売する。オープン価格で、実売予想価格は5万前後。

photo KX-PG2

 同社が2004年に発表した「KX-PG1」の後継機種で、要望の高かった16:9ワイド画面印刷に対応したほか、細部の使い勝手を向上させた。

 基本機能はKX-PG1と同様。デジタル放送のデータ放送で提供されている印刷情報サービスや、テレビ向けインターネット情報サービス「Tナビ」の情報を、テレビのリモコンから印刷できる。また、同社デジタルカメラ「LUMIX」で撮影した16:9の撮影データをテレビ画面に映し出し(対応するテレビが必要)、そこからアスペクト比を変えずに印刷することもできる。

 インタフェースとしてはイーサネットとUSBを1つずつ備え、同社薄型テレビ「ビエラ」とはイーサネットを利用して接続する。対応するビエラは「PX600」「LX600」「PX500」「LX500」「PX300」「LX300」の各シリーズ。USBを利用すれば、PictBridge対応のデジタルカメラからのダイレクト印刷もできる。Windows 98 SE/Me/2000/XP搭載PCからの印刷も可能だが、ネットワーク経由のみとなる。

 印刷方法はインクジェットで、カートリッジはブラック/シアン/ライトシアン/マゼンタ/ライトマゼンタ/イエローの6色構成。解像度は1440×720dpi、最小液量は3ピコリットル。テレビラックなどに収納した状態でも容易に取り扱えるよう、プリンター用紙の給紙/排紙、インク交換を前面から行えるように改良されたほか、交換が必要なインクカートリッジを色別に知らせる機能なども搭載し、操作性を高めた。

 本体サイズは430(幅)×420(奥行き)×109(高さ)、約8.5キロ。

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