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1933年と1953年に「肉の蝋人形」というタイトルで2度映画化された古典ホラーを現代風にアレンジしてリメイク。
大学フットボールの試合観戦のため、長距離を車で移動するノーテンキな6人の若い男女。途中、キャンプ場で一夜を過ごした翌朝、彼らは車の部品が何者かに壊されていることに気付く。カーリー(エリシャ・カスバート)と恋人のウェイド(ジャレッド・パダレッキ)は部品を調達するために、近くの町アンブローズへと向かう。死んだかのように静まり返ったその町には、さびれた蝋人形館があった。興味を持った2人は館へと足を踏み入れる。今にも動き出しそうな、リアルな蝋人形たち。そこには新たな獲物を狙う殺人鬼兄弟が潜んでいた。2人を探しにやって来た仲間たちも次々と兄弟に捕獲され、想像を絶するサバイバルが始まる!
本作を手掛けたのは「13ゴースト」「TATARI」「ゴシカ」などで知られるロバート・ゼメキス&ジョエル・シルバーのホラー専門製作会社、ダークキャッスル・エンターテイメント。監督にはミュージック・ビデオなどを撮っていた新人のジャウム・コレット=セラが抜擢された。といっても、やたらと凝ったスタイリッシュな映像ではなく、あくまでオーソドックスな恐怖演出に徹している。
殺人鬼兄弟の兄が新しい獲物を町におびき寄せる役目で、弟の方がサイコな蝋人形アーティスト。アーティストですから、もちろん作品の対象は傷つけないようにアキレス腱だけをプチッと切断して捕獲するという手口。それ以外にも接着剤で口を封じたり、指をペンチで切断したりと、“怖い”というより、とにかく“痛い”映像のオンパレード!
餌食となるのは大ヒットドラマ「24」で一躍スターの仲間入りを果たしたジャックの愛娘キムことエリシャ・カスバート。そしてお騒がせセレブのパリス・ヒルトン嬢がホラー映画には大事な要素、金髪美女エロパートを担当し、ナイスな絶叫を披露している。全米公開時には「SEE PARIS DIE(パリスの死に様をみろ)」とプリントされたTシャツが出回ったというヒルトン嬢の死にっぷりは必見。
恐怖の裏側に迫った特典では、製作のジョエル・シルバーが見どころを紹介するほか、リアルな蝋人形の製作過程や絶叫シーンのNG集などを収録。
近年、リメイク作が目立つハリウッド・ホラーの中で、本作は絶叫ティーン・ムービーと怪奇映画を融合させた大成功な1本。鑑賞中はアキレス腱にご注意を!
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/houseofwax/(公式サイト)
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