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正義の男が逮捕!? 新たな「踊る」がここに誕生――「容疑者 室井慎次」新作DVD情報

» 2006年04月10日 09時46分 公開
[本山由樹子,ITmedia]

容疑者 室井慎次 スタンダード・エディション

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(C) 2005フジテレビジョン ROBOT 東宝 スカパー!WT

 「踊る大捜査線 THE MOVIE」「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」と日本映画史の金字塔を打ち立てた国民的刑事ドラマ。05年には新境地を開拓すべく、シリーズのスピンオフ企画に挑戦。まずはユースケ・サンタマリアの「交渉人 真下正義」。続く第2弾が柳葉敏郎主演の本作である。

 2005年2月某日。警視庁・室井慎次管理官(柳葉敏郎)は、新宿で起きた現職警察官による殺人事件の捜査本部長を務めていた。被疑者の勤務する交番で長時間に渡る任意事情聴取を行っていたが、突然発狂した被疑者が逃走。激しい追跡劇の末、車にはねられ死亡してしまう。

 被疑者の母親は過剰な取り調べを理由に、室井を告訴する。弁護士の灰島(八嶋智人)は、警察の不正を暴くという大義名分をかざし、室井を執拗に追い詰めていく。新米の弁護士・小原(田中麗奈)、室井の真摯な態度に賛同した工藤(哀川翔)ら新宿北署の刑事たちが室井を救おうとするが、この逮捕劇には警察庁と警視庁の権力闘争が絡んでいた。さらに知られざる過去が明らかになり、室井は窮地へと追い込まれる。室井は果たしてシロかクロか? そして殺人事件の不条理な真相とは?!

 “現場(所轄)と本店(警視庁)の風通しをよくしたい”と1人戦い続ける正義の男、室井慎次。まさかの逮捕劇から幕を開け、辞職にまで追い込まれる。「踊る」シリーズの脚本家、君塚良一がメガホンをとり、室井と室井を巡る人々の相克や葛藤、法廷サスペンスや警察内の権力闘争といった、本家シリーズや「容疑者〜」とは一線を画す硬派なドラマに仕上げている。舞台となる新宿の街をオープンセットで作り上げての大規模撮影を敢行し、雨のシーンで使用した水の量はなんと1000トン。「踊る」であって「踊る」ではない、もうひとつの「踊る」が楽しめる。

 キャスト柳葉敏郎、真矢みき、筧利夫らおなじみの面々に、田中麗奈、哀川翔、吹越満、八嶋智人ら新顔が参戦。もちろん湾岸署のスリーアミーゴスも登場する。

 DVDは2枚組のスタンダード・エディションと3枚組のプレミアム・エディションでリリース。スタンダード・エディションには撮影風景や全国キャンペーに密着した2種類のメイキング、「東京地方検察庁・廊下」「東京拘置所・独居房(夜)」「新宿・大通り(夜)」など全7シーンの未公開映像、携帯電話OFF電マナー特報を含む16種類の予告編集、裏ネタが楽しめる“室井”鼎談など3時間以上の特典を収録。

 さらにプレミアム・エディションにはVFXメイキングと法廷劇シーン・マルチプレビューを収録。このマルチプレビューは、4台のカメラで撮影された法廷シーンを本編と同時再生しながらマルチ・アングルで鑑賞できるというもの。それぞれのアングル映像を3タイプのマルチ機能で拡大再生も可能。プレミアム版のみ君塚監督の撮影台本レプリカを封入。

関連サイト:http://www.odoru-legend.com/suspect/(公式サイト)

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容疑者 室井慎次 スタンダード・エディション
発売日 2006年4月19日
価格 4725円
発売元 フジテレビジョン
販売元 ポニーキャニオン
スタッフ 監督・脚本:君塚良一/製作:亀山千広/音楽:松本晃彦
出演 柳葉敏郎、田中麗奈、哀川翔、八嶋智人、吹越満、佐野史郎、柄本明、真矢みき、筧利夫
上映時間 117分(本編)
製作年度 2005年
画面サイズ シネマスコープサイズ・スクイーズ
ディスク仕様 片面2層/2枚組
音声 (1)ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 (2)DTS/5.1chサラウンド/日本語(3)ドルビーデジタル/2.0chサラウンド/日本語 (4)(5)コメンタリー
特典 メイキング/未公開映像/“室井”鼎談(参加者:亀山千広×君塚良一×柳葉敏郎)/座談会(柳葉敏郎×田中麗奈×哀川翔×八嶋智人×佐野史郎×筧利夫)/予告編集/キャスト・スタッフ紹介/コメンタリー 監督×プロデューサー編(亀山千広、君塚良一、安藤親広プロデューサー)/コメンタリー メインスタッフ編(撮影:林淳一郎、照明:磯野雅宏、美術監督:丸尾知行、VFX:立石勝)

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