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東芝、初のPMC搭載「gigabeat」――動画再生も可能

» 2006年04月10日 17時20分 公開
[ITmedia]

 東芝は4月10日、HDD内蔵型のポータブルマルチメディアプレーヤー「gigabeat S30」と「gigabeat S60V」を発表した。4月28日発売で価格はオープン。同社直販サイトでの販売価格は、S30が3万6000円、S60Vが4万6000円となっている。

photo 「gigabeat S30」。ボディカラーは3色

 240×320ピクセルの2.4型低温ポリシリコン液晶を搭載するポータブルマルチメディアプレーヤー。OSに「Windows Mobile Portable Media Center(PMC)」を採用。Windows XP Media Center Edition(MCE)と同様のメニュー構成、操作体系となっており、コンテンツの転送が容易に行えるなど連携性が上がっているという。

 WMV形式の動画再生が可能となったほか、WMA(DRM10)/MP3/WAVと、ロスレス圧縮形式のWMA 9 Losslessの音声形式を再生できる。同社独自の音質改善技術「H2Cテクノロジー」により、WMAやMP3ではカットされる高音域(約16kHz以上)を補完でき、中音域から高音域までを自然に再現するという。また、JPEG形式の静止画も表示可能だ。

photo 「gigabeat S60V」。FMラジオチューナーを搭載

 S30は30Gバイトの1.8型HDDを内蔵しており、約498時間分の音声(ビットレート128kbps)と、約127時間分の動画(ビットレート500kbps)を収録できる。突起部を除くサイズは59.9(幅)×13.2(奥行き)×99.9(高さ)、重さは約127グラム。ボディカラーはピアノブラック/ピュアホワイト/クリムゾンレッドの3色となっている。

 S60Vは60GバイトHDDを内蔵したモデル。約996時間の音声と、約255時間の動画を収録可能。FMラジオチューナーを搭載しており、ビデオ出力端子(音声出力端子と兼用)を備える。サイズは59.9(幅)×16.2(奥行き)×99.9(高さ)ミリで、重さは約140グラム。ボディカラーはピアノブラックが用意される。

 両モデルとも電源は内蔵リチウムイオン充電池で、音声の場合約12時間、動画では約2.5時間の連続再生が可能。ACアダプタによる充電のほか、USB充電に対応する。充電時間はどちらも3時間。ヘッドフォン、ソフトウェアCD-ROM、USBケーブル、USB変換ケーブル、専用AVケーブル(S60Vのみ)などが付属する。

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