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自身の体験を元にした「あの頃ペニー・レインと」でアカデミー賞脚本賞に輝いたキャメロン・クロウ監督が、今度は父の急死という体験から脚本を書き上げ、「バニラ・スカイ」以来久々にメガホンをとったロード・ムービー。トム・クルーズがプロデューサーに名を連ねている。
シューズ会社に勤めるデザイナーのドリューは、社運を賭けた新製品のデザインに失敗。10億ドル近い損害を出し、会社をクビになる。8年もの月日を費やしてきた一大プロジェクトだった。その上、雑誌には全責任はドリューにあると掲載され、彼の輝かしいキャリアは終わりを告げる。恋人も去り、すっかり生きる気力を失ったドリュー。自殺マシンを考案中に、妹から父親の死を報せる電話が入る。葬式のために向かった父の故郷、ケンタッキー州エリザベスタウンで、ドリューは様々な人と触れ合い、自分のルーツと向き合うことに。
葬儀で挨拶に立った母は下ネタで笑わせ、父のお気に入り「ムーン・リヴァー」に合わせてタップを踊る。ぬくもりに溢れた親戚や町の人々から教わる、知られざる父の姿。そして新たなロマンスとの出会い。すべてを失った青年は、このわずか6日間の旅から、再生への足がかりをプレゼントされるのだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで一躍脚光を浴び、その後も「トロイ」「キングダム・オブ・ヘブン」などコスチュームもの中心に活躍、今夏には「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」の公開も控えるオーランド・ブルームが現代劇に挑戦し、等身大の青年を爽やかに好演。彼を支える天真爛漫なフライト・アテンダントに「ウィンブルドン」「スパイダーマン」シリーズのキルスティン・ダンスト。ほかにも、ドリューの母親には「アルフィー」「Shall we Dance/シャル・ウィ・ダンス?」のスーザン・サランドン、妹役で「ヴィレッジ」のジュディ・グリアーや「ブレイド3」のジェシカ・ビールなどが出演し、サブキャラでイイ味を出している。
ローリング・ストーン誌の記者だったクロウ監督にとって、音楽も大切な要素。エルトン・ジョンの「父の銃」をはじめ、カントリーやロックの名曲が登場人物たちの心情を雄弁に語る。挫折と再生を描いた、泣けて笑える上質のドラマは選曲のセンスも手伝って、男女問わずに共感を呼ぶはず。
特典として未公開シーン、カメラテストなどを収録するほか、初回限定版には劇中のアイテムをヒントにした音楽解説付きロードマップを封入。
関連サイト:http://www.e-town-movie.jp/(公式サイト)
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