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大型液晶テレビや最新カーナビが好調、DVDレコーダーは不振

» 2006年04月24日 13時13分 公開
[ITmedia]

 JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)は4月24日、民生用電子機器の3月国内出荷実績を発表した。これによると、2006年3月の出荷金額は2549億円で前年比109.3%。8カ月連続で前年を上回り、好調さを維持していることがわかった。また2005年度通期でも2兆5920億円(前年比107.3%)と2002年度から4年連続でプラスだ。

 カラーテレビ全体では、台数ベースで81万9000台(前年比89.6%)と10カ月連続のマイナス。ただし、30型以上の大型液晶テレビは20万台(前年比225.6%)と高い伸びを示している。PDPも4万台(前年比175%)と8カ月連続の2桁増だが、37型以下が全体の5割以上を占めているという。

 昨年後半からマイナス傾向にあるDVDビデオ(再生専用機、録再機含む)は54万7000台(前年比86.4%)と振るわず、6カ月連続のマイナス。そのうち録画再生機は31万4000台(前年比84%)、その8割を占めるHDD内蔵型も26万3000台(前年比86.2%)だった。

 このほか、ビデオ一体型カメラは21万6000台(109.8%)と2カ月ぶりのプラス。車載テレビや車載DVDは前年割れだが、カーナビゲーションシステムは48万3000台(同120.4%)と1999年11月以来のプラスを継続している。なかでもHDD・通信端末などの最新型が半数以上(51.6%)を占め、前年比225%と大きく伸長した。またデジタルオーディオプレーヤーは30万1000台で「引き続き音声機器を牽引している」(JEITA)。そのうち9割が半導体メモリを使用するタイプだという。

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