レビュー
2006年05月02日 15時31分 更新

レビュー:

「いいとこ観」を装備したダブルハイビジョン録画「Wooo」(前編) (1/3)

日立の「Wooo」に新モデルが投入された。「TSX」モードがなくなった代わりに予約録画機能に手がくわえられ、ハイビジョン2番組同時録画をより高度に使いこなすことができそう。また、「Prius」シリーズで好評の「いいとこ観」も追加されている。

 DVDレコーダーへの参入が遅れ、その分ハイビジョンレコーダーに注力するメーカーの1つが日立製作所。2005年秋冬モデルで2つのデジタルチューナーとハイビジョン2番組同時録画機能を搭載し、1TバイトHDD内蔵モデルも既に投入済みだ。2006年春夏モデルでは内蔵HDD容量は更新されず、同じHDD容量の4製品をラインアップ。デザインも概ね継承しており、どちらかというとマイナーチェンジの感も強いが、「いいとこ観」に代表されるようにソフトウェア面の強化点が多い。

photo 1Tバイト HDDを内蔵した最上位モデルの「DV-DH1000D」

 今回使用するのは1Tバイト HDDを内蔵した最上位モデルの「DV-DH1000D」。これ以外に500G/250G/160GバイトのHDDを内蔵する「DV-DH500D」「DV-DH250D」「DV-DH160D」がラインアップされる。内蔵HDD容量以外の相違点は少なく、MPEG2-TSの入出力をサポートするi.Link端子は「DV-DH1000D」「DV-DH500D」のみが、HDMI端子は最廉価である「DV-DH160D」以外のモデルが装備する。前面パネルのカラーリングも若干異なるが、これらの点以外は基本的に同一だ。

photo B-CASカードは右側

 「DV-DH1000D」のスペックをおさらいしておくと、3メディア(地上波/BS/CS)対応のデジタルチューナー2系統と地上波アナログチューナー1系統を搭載し、MPEGエンコーダーを1つ搭載。デジタル放送の2番組同時録画(TS録画+TS録画、TS録画+MPEG2録画)か、デジタル放送のTS録画とアナログ放送の同時録画が可能だ。DVDマルチドライブは、DVD-R/DVD-RW/DVD-RAMメディアへのダビングが可能。なおDVD-R DLメディアへのダビングには対応しない。

 入出力で特徴的なのは、やはりi.Link端子の装備だろう。MPEG2-TSの入出力をサポートし、D-VHSへの無劣化ダビングや、同社のハイビジョン録画機能を持つプラズマテレビ「HR9000」シリーズからの無劣化ダビングが可能だ。なおダビング先としては同社のほか、松下電器産業やビクター製のD-VHSデッキ、アイ・オー・データ機器の「Rec-POT」シリーズなどが対象機器となっている。

photo 背面端子群
photo リモコン

「同じ番組録画」も容易になった2番組同時録画

 冒頭でも触れたとおり、本製品では「TS録画」+「TS録画」、「TS録画」+「MPEG2録画」(VR録画)の2番組同時録画が可能だ。録画機能は「レコーダー1」「レコーダー2」という形で切り替えて利用するようになっており、「レコーダー1」のみがMPEG-2録画もサポートする。

 注意したいのは、あくまでMPEGエンコーダは1つなので、デジタル放送のMPEG-2録画同士や、デジタル放送のMPEG-2録画+アナログ放送といった2番組同時録画はできない点だろう。もっとも本製品を購入してMPEG-2録画を中心に使う人はほとんどいないと思うので、単に録画という点では「レコーダー1」と「レコーダー2」の差異を気にする必要はないと思われる。

photo 向かって左側にはレコーダー1とレコーダー2の動作を示すLED。カバー内に外部入力を備えている

 デジタル放送の録画に重きを置いている点は2005年秋冬モデルと同じで、さらに“割り切り”が進んだ。たとえば、アナログ放送の電子番組表をサポートしていない点は同じだが、30分単位で録画時間帯を指定する簡易録画予約機能の「ミルかも予約」も削除されてしまった。この際、地上波アナログチューナーはとっちまえ、と思わないこともないのだが、デジタルBS/CSは入るが、地上波デジタルはまだ、という地域が存在する状況では難しいのだろう。

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[坪山博貴,ITmedia]

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