文豪ディケンズの名作をハイビジョン映像で――「オリバー・ツイスト」

[本山由樹子，ITmedia]

　ポニーキャニオンは、HD DVDタイトル「オリバー・ツイスト」を8月25日に発売する。価格は5040円。発売元は東芝エンタテインメント、販売元はポニーキャニオン。DVDとのハイブリッド版ではなく、HD DVD専用タイトル。なお、DVDタイトルは6月30日に通常版とプレミアム・エディションの2種類でリリースされる。

　同社はすでに「virtual trip さくら」「virtual trip 地球の大自然」「夜桜」のHD DVDタイトルを発売してきたが、映画作品としては今回が初となる。

(C)2005 Oliver Twist Productions LLP　※ジャケット写真はDVDのものです

　ディスクは1枚構成（片面2層）で、本編130分＋映像特典を収録（本編16:9LB スコープサイズ、特典4:3スタンダードサイズ）。特典内容はオリジナル予告と日本版予告＆特報を収録。音声はオリジナル英語／日本語吹替ともに5.1ch DD+による高音質サウンドで収められている。字幕は日本語字幕／吹替用字幕。

　「オリバー・ツイスト」は「戦場のピアニスト」でアカデミー賞監督賞に輝いた鬼才ロマン・ポランスキーが、文豪チャールズ・ディケンズの児童文学を映画化した感動作。19世紀の英国でたくましく生きる孤児オリバーの健気な姿はもちろん、プラハの撮影所にオープンセットを建設し、忠実に再現された当時のロンドンの街並みも見どころ。

　養育院を追い出され、奉公先でも理不尽ないじめにあう9歳の孤児オリバー。幸せを求めて大都会ロンドンを目指すが、少年窃盗団にだまされ、一味に引き込まれてしまう。だが、ひとりの紳士との出会いが、オリバーの運命を大きく変えていく……。