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Interopで見つけた可愛いロボットたちInterop Tokyo 2006(2/2 ページ)

» 2006年06月08日 22時28分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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photo 確かにイナバウアーっぽい

 Bluetoothを搭載し、携帯電話からコントロールできる点もPLENの特徴だ。実は、このBluetooth関連のファームウェアと携帯電話用アプリケーションをアイ・ビーが提供している関係もあり、会場では「Pirkus・R」と一緒に展示されていた。

photo 携帯電話アプリの画面。項目を選択するだけでプログラムを呼び出せる
photo 脱力中の「Pirkus・R」

 「PLEN」の価格は25万円。6月下旬発売予定だ。

ロボットと一緒にお買い物

 最後に紹介するのは、NTTコミュニケーションズのブースにいた「買い物支援ロボット」。テムザックのロボット技術にNTTコムの電子タグ基盤とIPv6技術を組み合わせた実験機で、今年2月に福岡県のショッピングモールで行われたフィールドテストに参加した実機だ。

photo 遠隔操作で買い物にいくロボット。外観はあまり可愛くない

 実験には、お買い物に同行して道案内&荷物運びをしてくれるロボットと、遠隔操作で人間の代わりに買い物にいくロボットの2種類が使われたが、展示機は遠隔操作のほう。モールの床に設置された非接触型ICタグを辿ってお店に行き、商品に付いているICタグで商品情報や値段を得る。ユーザーはロボットのTV電話機能で店員と会話し、遠隔地でも買い物ができるという寸法だ。購入した商品は、ロボットのお腹にあるボックスに収納する。

photo ICタグによって取得した商品情報(左)。商品はカワイイ

 人間と同じ場所を自律移動するだけあって、ロボットは安全性に気を配って設計された。たとえば、前後にセンサーを設け、10センチ以内に人が近づくとロボットの機能自体が停止する仕組みだ。もっとも、NTTコミュニケーションズによると、「大人たちは(ロボットを)遠巻きにして眺めていることが多かったが、子ども達はそうもいかない」。ちょうとステップのように見えるセンサー部に足をかけ、ロボットを停止させてしまうことも多かったという。

photo たしかに足をかけたくなるセンサー部

 「Interop Tokyo 2006」の開催期間は6月9日(金曜日)まで。9日の開場時間は10時から17時となっている。

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