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ヤマハ、ネットワークとUSBに対応したAVアンプ

» 2006年06月15日 15時24分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは6月15日、ネットワーク対応AVアンプ“ネットワークレシーバー”「DSP-N600」を7月下旬より販売開始すると発表した。価格は9万9750円。

photo “ネットワークレシーバー”「DSP-N600」

 新製品はホームネットワークに接続することによって、PCのHDDに収納されている楽曲の再生やネットラジオが自由に楽しめるほか、iPodをはじめとしたポータブルプレーヤーとの連携も可能な5.1ch AVアンプ。

 LAN上のPCに収納されているMP3/WMA/WAVの再生が可能なほか(PCにWindows Media Connect 2.0のインストールが必要)、最大4台のPCへ同時接続できるので、家族それぞれのミュージックライブラリーを本製品から再生することも可能だ。ネットラジオはvTuneのデータベースを利用、全世界2000局以上のネットラジオ局が楽しめる。

 同社製iPod Dock「YDS-10」用の専用コネクタも備えており、接続時にはiPodに収納されている映像や音楽が本製品のリモコンから操作できる。フロントパネルにはUSB端子を備えており、マスストレージクラス対応のポータブルプレーヤーならば差し込むだけで収納された音源(MP3/WMA/WAV)が再生できる。

 圧縮音源に対して高域拡張と低域強調処理を行うことで、厚みや伸びといったニュアンスを再現する「ミュージックエンハンサー」を搭載するほか、同社独自のシネマDSPを活用したサラウンドプログラムを32種類備え、ネットワークやiPodを利用した音楽再生からDVD鑑賞、ゲーム機との組み合わせまで幅広い用途に対応する。

 音質には定評のあるバーブラウン製DAC/ADCを全チャンネルに採用。ローインピーダンス化でスピーカー駆動力を高める「ハイカレントアンプ・テクノロジー」や、デジタル化でパワーアンプまでのアナログ信号経路を最短化し音質を高める「デジタルマキシマムコンセプト」といった、独自の高音質技術を搭載した。

 入力インタフェースはアナログ音声×7(1つはマルチチャンネルイン)、光デジタル音声×3、同軸デジタル音声×1、コンポジット映像×4、Sビデオ×3、コンポーネント×3、D4×3、USB×1など。定格出力は95ワット×6ch(6Ω)。サイズは435(幅)×171(高さ)×393(奥行き)ミリで重さは11.7キロ。

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