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世界初、スクリーン自体から音が出るスクリーンスピーカー

» 2006年07月07日 20時11分 公開
[ITmedia]
photo 「ASS-60AK」

 コジマ/オーセンティック/帝人ファイバーの3社は7月7日、スクリーン自体が振動し音を鳴らすスクリーンスピーカー「ASS-60AK」を発表した。スクリーン自体から音声を出力する製品は世界初という。7月21日の発売で価格は5万9800円。サイズは60インチ。

 アンプと振動装置をスクリーンに搭載。スクリーン自体が振動し音声を出力する世界初のスクリーンスピーカー。入力端子として3.5ミリステレオミニジャック×1を備え、AV機器やPC、マイクが接続可能。

 スクリーンに帝人ファイバー製のポリエチレンナフタレート樹脂素材「Teonex」を使った織布を使用。スクリーン上部に、英ニュートランスデューサーズリミテッド(NXT)が開発した「SoundVu」技術(分布振動モードを使ったステレオ再生システム)による電磁型振動装置(アクチュエータ)を装備し、画面からステレオ音声を出すことができる。

photo アンプ(写真中央)と、振動装置(写真左右)

 アンプ出力は6ワット(8オーム)、周波数特性は150〜15000Hz(-10デシベル)、出力音圧レベルは75デジベル±3デジベル/ミリワット。広い指向性特性により臨場感あるサウンドを部屋のどこにいても楽しめ、オーセンティックのノウハウにより、透明感のある非常にクリアな音質を実現したという。

 アンプと振動装置の取り付け位置を工夫したため、スクリーンは巻取り可能。60インチの大画面ながら、専用キャリングケースを使用しての携行が可能となっている。電源はACアダプタを使用。本体のサイズは1270(幅)×985(高さ)ミリ。投影面のサイズ60インチ相当で、1220(幅)×915(高さ)ミリ。重さは2.1キロとなっている。

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