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“水”にもこだわった「ピュアモルトスピーカー」第4弾

» 2006年07月11日 20時10分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは7月11日、エンクロージャーにウイスキーの樽材を再利用した「ピュアモルトスピーカー」の第4弾として、プロオーディオ機器のTAD(Technical Audio Devices)の技術を投入した「S-A4spirit Vintage PureMalt」(型番:S-A4SPT-VP)を発表した。価格は1台4万8000円。8月上旬に発売する予定だ。

photo ピュアモルトスピーカー「S-A4SPT-VP」。10cmコーン型ウーファーと2cmドームトゥイーターの2Way構成

 ピュアモルトスピーカーは、サントリーとのコラボレーションによる高級スピーカーシステム。使用される樽材は樹齢100年を超えるホワイトオークで、さらに半世紀以上ウイスキーの熟成に使用されたもの。伐採直後の木材では実現できない「暖かみのあるやわらかな音」を再生するという。1998年の初代「S-PM1000-LR」以来、既に4代目となっている。

 ウーファーユニットのコーンには、TADにも採用されている自然な響きを奏でる木材パルプを採用した。原料は、直径10センチまで育つのに60年ほどを要するという極寒地の樹木。密度の高い木材から作られるパルプを主に使用し、加工する際には品質を左右する水にも十分留意したという。

 エッジにはEXシリーズと同じ素材「ポリカーボネート系発泡ウレタン」を使用。またリニアリティに優れるTAD伝統のコルゲーション形状を採用し、入力された音を微小入力から大入力まで、忠実に再現できるとしている。

 外形寸法は154(幅)×246(高さ)×213(奥行き)ミリ。重量は約3.7キロ。インテリアに合わせて選べる濃緑と濃赤のグリルネットが同梱される。

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