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ドラえもんの道具で1番欲しかったアレ東京おもちゃショー2006

» 2006年07月13日 17時43分 公開
[後藤治,ITmedia]

 今年の秋冬商戦を占うおもちゃの見本市「東京おもちゃショー2006」が開催した。期間は7月13日から7月16日の4日間で、はじめの2日間は商談がメインの展示会、週末の2日間は一般入場者も無料で楽しめるショーとなっている。ここでは“デジタルっぽい”ものや個人的に興味をひかれた製品を紹介する。

各ブースで色々なキャラクターが出迎えてくれる「東京おもちゃショー2006」

ドラえもんの道具で1番欲しかったアレ

 エポック社のブースでタケコプターを装備したおねえさんを発見。遠巻きにおねえさんの素敵な動きを観察していると、どうやらTVに出力した画面とタケコプターの動きが同期しているようだ。これは「ドラえもん 体感タケコプター! 〜空とぶ大冒険〜」という製品の展示。

 話を聞くと、本体とタケコプターは赤外線でつながっており、タケコプターの位置を検知してTV画面のドラえもんが動く仕組みだという。本体は単3電池4本、タケコプターはボタン電池(CR2032)で駆動する。なお、ゲームの内容はストーリー仕立てになっており、アイテムなどを駆使したボス戦もある。対象年齢は4才以上。価格は7480円で9月30日に発売される予定だ。

タケコプター(写真=左)と本体(写真=右)は赤外線で通信している。プレイヤーの外見はなんだか罰ゲームのようにも見える

 「ドラえもんの道具で1番欲しいものは?」という質問にタケコプターと即答する記者としては、羽根は回らないのだなあ、とか、そもそもタケコプターはゴムバンドで装着しないのでは? などと細かいところが気になってしまうのだった。

本物志向のミニチュアグランドピアノ

 次は1/6スケールのグランドピアノ「グランドピアニスト」。一見すると精巧な卓上ガジェットのようだが、スピーカーを内蔵しており、内蔵曲の再生にあわせて鍵盤が動く。この88鍵盤の動作は実際の演奏を忠実に再現するというから驚かされる。また、製品版では実際に指で演奏することも可能だという(展示品は残念ながら手動演奏に対応していなかった)。

 内蔵曲はジャズ、ポップス、ロック、クラシック、ヴォサノバなど全100曲。Webからのダウンロード提供も予定しているという。独自のファイルフォーマットを採用しているため、外部入力からの音楽再生では演奏再現に対応しないものの、この場合はランダムに鍵盤が動くようになっている。また、内蔵スピーカーは出力3ワット(試作機)のモノラルスピーカーだが、外部出力端子も備えており、リビングのスピーカーなどに接続できる。価格は3万9900円(税込み)。12月上旬に発売される見込み。

鍵盤の幅は4ミリだが比較対象がないとスケールが分からなくなるほど精巧だ。弦やダンパーもきちんと作り込まれている。なお、製品版では支柱の下に梁も設置されるという

はにかみ度を測定するハニカミチェッカー

エポック社「恋するハニカミ! ハニカミチェッカー」

 TBSのバラエティ番組「恋するハニカミ!」をモチーフにした“ハニカミ度”測定器「恋するハニカミ!ハニカミチェッカー」が展示されていた。これは、恋人や友達同士が本体のセンサーに指を置いた状態で手をつなぐと、お互いのハニカミ度が判定されるというもの。発汗作用などをセンサーが感知する仕組みだ。

 ここで出た判定結果のハニカミ度にあわせて200種類のプランから二人にぴったりのハニカミプランを提案してくれるほか、一人プレイでは「ハニカミ恋愛アドバイス」やハニカミ占いなども可能となっている。

 本体サイズは150(幅)×100(奥行き)×30(高さ)ミリ。ボタン電池(LR44×2)で駆動する。価格は3645円で、9月下旬に発売される予定。

 なお、製品説明をしていた女性と実際に試したみたところ、判定結果は11%。冷静さを装いつつ、手をつないだときはかなりドキドキしていたのだが、結果には反映されなかったようだ。

本体両端にセンサーを搭載し、ここに指を置いた状態で手をつなぐとハニカミ判定が行える。使い方は「2人のカンケイ?」といった質問に答え、LCDの指示に従って手をつなぐだけ

超絶クオリティの人体改造模型

 最後にデジタルとは何の関係もないが、バンダイブースで見かけた本郷猛さん(改造手術中)の模型を紹介したい。これは「魂コレクターズHERO SAGA Vol.1 〜潜入〜」(仮)として数量限定で発売される、仮面ライダー旧1号の手術シーンを再現した模型だ。S.I.C(SUPER IMAGINATIVE CHOGOKIN)シリーズ初のジオラマとなる。価格は3万9980円。12月下旬に発売される見込み。

 サイズは約500(幅)×400(奥行き)×500(高さ)ミリ、重さ約11.5キロ。写真を見れば分かるように、細部まで作り込まれた非常に精密な造形となっている。手術台の照明(2カ所)と手術台奥のショッカーエンブレムは、ライトのオン/オフも可能。フィギュアのサイズは従来のS.I.Cシリーズと同じスケールの約18センチ、マグネットを内蔵しており台座に固定できる。なお、手術台ジオラマと仮面ライダー旧1号のほか、ショッカー科学員3体とライダーマスクも付属する。記者はフィギュアに関する趣味をまったく持っていないが、それでも思わず足を止めてしまう仕上がりだった。

細部まで作り込まれた衝撃のクオリティ。本郷猛の目が開いているが、麻酔なしでこの手術も衝撃だ。上を見上げると照明がまぶしい

 さて、東京おもちゃショー2006にPC関連機器が出るはずだということで来てみればこんな内容に。手術台の上の本郷さんのような気分でビッグサイトをあとにするのだった。

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