デノン、ブラッシュアップしたエントリーAVアンプ「AVC-1630」

[ITmedia]

　デノンは7月25日、エントリークラスのAVアンプ「AVC-1630」を発表した。別売のiPodコントロールドック（ASD-1R）を接続する専用端子を装備したほか、上位機種と同様の大型2桁表示ディスプレイなどが特徴。8月上旬発売予定で、価格は5万8800円。

「AVC-1630」。リモコンもスマートなデザインになった

　従来モデル「AVC-1620」をベースに細部をブラッシュアップ。パワーアンプ部は、定格出力80ワット×7chで、DTS、DTS-ES、DTS96/24、DTS Neo:6、Dolby Digital EX、Dolby Digital、Dolby Pro Logic IIx、AACの各サラウンドフォーマットをサポートする。付属の専用マイクをフロントパネルに差し込むだけでスピーカーのセットアップ作業が行なえる「オートセットアップ機能」も備えた。

　フロントパネルには、大型2桁表示のディスプレイを搭載し、入／出力の関係と本機の動作状態を表示。3つのユーザーメモリー専用ボタン（ユーザーモードキー）により、各設定を瞬時に切り替えることができる。

　オーディオ入力は、アナログ×8系統、8chアナログ入力×1系統、光デジタル×2系統、同軸デジタル×2系統。オーディオ出力は、レックアウト×2系統のほか、8chプリアウト1系統、光デジタルアウト1系統となっている。

　ビデオ入力は、コンポジット×4系統、S端子×3系統、D4端子×3系統。ビデオ出力は、D4端子×1系統にくわえ、コンポジット×2系統、S端子×2系統を備えた。コンポジットやSビデオ端子から入力した映像のアップコンバージョンしてD端子から出力できる。

　外形寸法は434（幅）×147（高さ）×417（奥行き）ミリ。重量は11.6キロ。シャーシ部は防振を考慮して高剛性のトランスフレームを組み合わせたもの。上位モデルにも使用しているショートリングを使用するなど、ノイズを抑えこむ設計を施している。