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Production I・G×NISSAN、「攻殻機動隊 S.A.C.」最新作でコラボ“攻殻”最新作に日産のコンセプトカーが登場

» 2006年08月04日 15時23分 公開
[ITmedia]
photo 「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society」 (C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

 日産自動車はプロダクション・アイジーの最新作「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」に同社のコンセプトカーが登場することを記念しての特別展示「攻殻機動隊 S.A.C meets NISSAN」を8月5日より14日まで東京・銀座の日産ギャラリーで開催する。

 会場では作中に登場するコンセプトカー「コンセプトスポーツ」のほか、作品に関する各種の資料が展示される。開始に先駆けて行われたイベントでは、プロダクション・アイジーの代表取締役社長 石井光久氏や、監督を務めた神山健治氏らが登場した。

 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」はシリーズ2年ぶりの最新作。西暦2034年、メンバーも大幅に入れ替わった公安9課に数々の難事件が降りかかる。捜査の結果、「傀儡廻」と呼ばれるハッカーの存在が明らかになるが……というストーリー。

photophoto スポーツコンセプトを前にする監督の神山氏(左写真向かって右)。左は東京大学大学院教授の浜野保樹氏。作品中のスポーツコンセプト(右)

 劇中に登場する日産のコンセプトカーは「スポーツコンセプト」と、インフィニティ「クラーザ」の2車種(今回の特別展示では、スポーツコンセプトのみが展示)。自動車メーカーがこのような形でアニメーション作品に参加すること自体、あまり例のないことだが、単に車体が登場するというレベルではなく、テールランプの造形やイグニッションキーを回した際の各ランプの点灯順など、非常に細かなところまで、映像に反映されているという。

photophoto 展示されている実車を見た上で作品を見ると、非常に細かなところまで描写されている
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 「日産とプロダクション・アイジー、両社の若手や中堅クリエイターたちの交流でこのような画期的なコラボレーションが実現したのを嬉しく思います。日本のアニメはアートとしての国際的な評価も高いですが、作中のコンセプトカーの描写も素晴らしいですね。作品を通じて、普段とは違った世界観で日産ブランドが広まることを期待します」(日産自動車 常務執行役員 チーフクリエイティブオフィサー 中村史郎氏)

photo 左から神山監督、日産の中島氏、プロダクション・アイジーの石川氏。石川氏の手にあるのは、シリーズおなじみのタチコマ。作品の見所について神山監督は「全編見せ場なんですが…(笑)、オールスター大活躍という感じに仕上がっています」とコメント。

 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」は9月1日より、スカイパーフェクTV!の「パーフェクト チョイス160」にてPPV放送されたのち、11月24日にはDVDでリリースされる予定。DVDは本編+特典ディスクの2枚組で1万290円。

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