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シャープ、フルHD表示可能なDLPプロジェクター

» 2006年08月07日 15時17分 公開
[ITmedia]
photo XV-Z21000

 シャープは8月7日、DLP方式のシアタープロジェクター「XV-Z21000」を10月1日より販売開始すると発表した。価格は131万2500円。

 新製品はテキサスインスルツメンツのフルハイビジョン対応DLPチップ「.95 1080p」を搭載、1920×1080ピクセルのフルハイビジョン表示を可能とした。また、同社製品「XV-Z11000」などに採用されている、照明系と投映系のアイリスと独立させた「電動デュアル・アイリス機構」を備え、最高で12000:1という高コントラスト比もあわせて実現している。

 映像処理エンジンはフル10ビットの処理を行う「CVIC SYSTEM Series III」を搭載。赤・黄・緑・シアン・青・マゼンダの6系統色を色相/彩度/明度別に独立制御できるカラーマネージメント機能のほか、赤・緑・青のガンマ/明度/暗部階調を独立制御できるガンマポジション機能を備え、こまやかな画質調整を可能にしている。7セグメントカラーホイールはNDフィルタを搭載し、5倍速駆動によってカラーブレーキング現象を目視できないほどの高品質な再生を実現したという。

 プリセットで5つの映像モード(標準/ナチュラル/ダイナミック/シネマ1/シネマ2)が用意される。各入力端子ごとに好みのセッティングを保存して適用することも可能で、合計36通りのセッティングパターンを保存/適用できる。

 ランプは220ワットで、1000ルーメンの明るさを実現した。ランプ寿命は最長3000時間。レンズは1.35倍のマニュアルズームレンズ(F値 2.5〜8.0)で、投映画面サイズは40インチ〜300インチ。投映距離は40インチで1.6〜2.2メートル、100インチで4.1〜5.5メートル、300インチで12.4〜16.7メートル。上下2画面分のレンズシフト機能を備える。

 入力インタフェースはHDMI×2、Sビデオ×1、ビデオ×1、DVI-I×1、5RCA×2。RS-232Cとトリガー端子も備える。サイズは475(幅)×172.5(高さ)×410.2ミリ、約9.5キロ。

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