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新開発アナログパワーアンプ搭載、ソニーAVアンプ「TA-DA3200ES」

» 2006年08月09日 14時37分 公開
[ITmedia]
photo 7.1chマルチチャンネルAVアンプ「TA-DA3200ES」

 ソニーは8月9日、7.1chマルチチャンネルAVアンプ「TA-DA3200ES」を11月21日より販売開始すると発表した。価格は9万9750円。

 新製品は「TA-DA9100ES」開発の際に得られたアナログパワーアンプとデジタルパワーアンプの違いを製品にフィードバック。新開発した「広帯域アナログパワーアンプ」を搭載し、高域の濁りや中域のフォーカス不足、低域の遅れといったアナログパワーアンプの欠点を改善したという。

 定格出力はフロント120ワット×2、センター120ワット、サラウンド120ワット×2、サラウンドバック120ワット×2。S/N比は96デシベル。全チャンネルに192kHz/24bit DAコンバータを搭載する。

 インタフェースとして1080p/1125pの映像信号とリニアPCM(192kHz 24bit)/7.1チャンネルの音声信号が再生可能なHDMIを入力2系統、出力1系統を装備。そのほかにも、S映像入力4系統/出力1系統、コンポーネント映像入出力を入力3系統/出力1系統、デジタル音声入力:光5系統/同軸3系統、光出力1系統などを装備。HDMIからデジタル音声だけを抜きだして再生することも可能なほか、ビデオアップ/ダウンコンバータも備える。

 TA-DA9100ESにも搭載されている自動音場補正機能「D.C.A.C.」も引き続き搭載。この機能を利用すれば、各スピーカー有無判定、各チャンネルの距離、音量バランスが自動で設定できる。セッティングはもちろん保存可能で、利用時には4つのパターンからの好みのものを選べる。

 また、センタースピーカー/サブウーファーの有無に関わらず、全チャンネルDA変換を常に同様に処理し、ミキシングする「アナログダウンミックス機能」を搭載しており、センタースピーカー/サブウーファーがない場合でも密度の高い音を再現する。そのほか、最大300ミリ秒までに対応したリップシンク機能なども備える。サイズは430(幅)×175(高さ)×430(厚さ)ミリ、約15.5キロ。

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