日立製作所は8月10日、ハイビジョン対応液晶テレビ「Wooo」4製品を9月1日より順次販売開始すると発表した。発売されるのは37V型の「W37L-HR9000」「W37L-H9000」、32V型の「W32L-H90」、26V型の「W26L-H90」で価格はいずれもオープン。実売想定価格はW37L-HR9000が35万円前後、W37L-H9000が30万円前後、W32L-H90が23万円前後、W26L-H90が20万円前後。
新製品は同社製液晶テレビとしては最大サイズとなる37V型を用意(W37L-HR9000/W37L-H9000)したほか、画面サイズのバリエーションを用意することでラインアップの拡大を図る製品群。いずれも液晶パネルは2006年5月から本格稼働を開始したIPSアルファテクノロジで製造される「IPSαパネル」を搭載する。解像度はいずれも1366×768ピクセル。
IPSαパネルはIPS(横電界)方式のTFTパネル。視野角が広く確保できるほか、全階調での色調変化が少ないという特徴を持つ。W37L-HR9000/W37L-H9000では60コマ/秒の映像を120コマ/秒に変換することで残像感を軽減し、映像と映像の間に黒い映像を挟み込むことで輝度を落とさずにぼやけを抑制する「倍速スーパーインパルス表示技術」を実装している。
W37L-HR9000は250GバイトのHDDを内蔵し、ハイビジョン映像の録画も行える。既に販売されている「W32L-HR9000」などと同様にXCodeHDによる圧縮を行うことによって、250Gバイトの容量に500Gバイト相当(約50時間分)のハイビジョン録画が行える。i.LINKで同社のHDDレコーダーへ映像をムーブできる「WoooでLink」機能も搭載する。
全製品が3波対応デジタルチューナーを搭載(W37L-HR9000/W37L-H9000は2機搭載)し、画像処理エンジン「Picture Master HD」を備える。Picture Master HDはハイビジョン放送信号を画像処理部に直接入力することで、放送に含まれるすべての情報をサンプリング、繊細で豊かな色表現を実現するという。主な仕様は以下の通り。
製品名 | W37L-HR9000 | W37L-H9000 | W32L-H90 | W26L-H90 |
---|---|---|---|---|
パネル解像度 | 1366×768ピクセル | |||
輝度 | 500カンデラ/平方メートル | |||
視野角 | 上下左右178度 | |||
デジタルチューナー | 2 | 1 | ||
HDDレコーダー機能 | ○ | なし | ||
インタフェース | HDMI×2、D4×2、S2×3(W32L-H90/W26L-H90は2基)、ビデオ入力4(W32L-H90/W26L-H90は3基)、サブウーファー出力×1ほか | |||
i.LINK | ○ | なし | ||
本体サイズ(幅×高さ×奥行き センチ) | 94.9×6.4×12.1 | 82.2×59.1×11.5 | 67×48.3×11.2 | |
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