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三菱、コンロ台に“ぴったり”の3口IHクッキングヒーター

» 2006年08月18日 14時11分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 三菱電機は8月18日、据置型として初めて3口のトッププレートを搭載した“IHクッキングヒーター”「CS-G36CD」シリーズ3機種を発表した。流し台のガスコンロを置き換える据置型ながら、ビルトインタイプ(システムキッチン)と同等の機能を実現したという。10月16日に発売する予定だ。

photophoto トッププレート色はシルバーとブラックの2種類。前面には水無し両面焼き2000ワットワイドグリルも搭載する
型番 トッププレート色 電源 価格
CS-G36CDS シルバー プラグ 250ボルト、30アンペア 26万2500円
CS-G36CDS20A シルバー プラグ 250ボルト、20アンペア 26万2500円
CS-G36CD20A ブラック プラグ250ボルト、20アンペア 24万6750円

 3口IHクッキングヒーターの搭載はビルトイン型が先行しており、据置型には2口の製品しかなかった。同社では既発売のビルトイン式3口IHクッキングヒーターを据置型として使うための“据置枠”を販売しており、これが「毎年30%以上の成長を記録する人気商品」になるなど、据置型の3口ヒーターを望む声は多い。

 ただし、ビルトイン式+据置枠の場合は、高さが225ミリと一般的な流し台(182ミリ)より4センチ以上高くなってしまうのが難点。また後部に配線がある都合でコンロ台との間に隙間ができるため、「食品が落ちたり、掃除がしにくいという問題も生じた」(同社)。

 「CS-G36CD」シリーズでは、高さを182ミリに合わせたほか、本体後部にコンセントを収める凹みを設けるなど、コンロ台にぴったりと収まるデザインにした。左右のIHクッキングヒーターは、鍋ピッチ30センチのゆったり設計。また最奥部の1口には、アルミ鍋や銅鍋も利用できる火力1.5キロワットのラジエントヒーター(RH)を採用している。

photophoto 本体後部にはコンセントを収めるスペース(左)。前面には「水無し両面焼き2000ワットワイドグリル」を搭載した(右)。外形寸法は590(幅)×568(奥行き)×182(高さ)ミリ。重量は約21キロ

 また前面には「水無し両面焼き2000ワットワイドグリル」を搭載した。ドアを外さなくても焼き網と受け皿が外せるフルスライドドア構造により、大きな食材も容易に出し入れ可能。シロッコファンを使った強制排気方式の「パラジウム脱煙機能」により、グリル調理時の煙を大幅にカットする。

 三菱電機では「ビルトイン型が全体の8割を占める一方、2006年は据置型も10万台を超えると予想している。まだまだ成長が見込める市場だ」と話している。

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