松下電器産業のコンパクトデジタルカメラ「LUMIX」シリーズの夏モデルが投入された。発表されたうちのスタイリッシュコンパクトに位置づけられる3モデルは、すべて焦点距離が28ミリ相当のレンズとなり、松下電器産業が早くから訴えてきた「広角に強い」をさらに拡大した形だ。
今回レビューするのは、同クラスでは最上位モデルに位置づけられる「DMC-FX50」(以下、FX50)。「DMC-FX01」の上位モデルとされるが、一見した印象はけっこう変わった。意外に大きな変更点もあるので要注目だ。
一番の大きな違いは液晶サイズ。FX01までは2.5インチの液晶だったが、今回とうとう3.0インチとデジカメでは最大クラスのものを搭載。画素数もきちんと20.7万画素から23万画素になっており、相変わらず液晶の質はいい。
これまで通りのパワーLCDも搭載しており、DISPLAYボタン長押しで液晶の輝度を最大化するパワーLCDや、下から液晶を見上げた場合に見やすくするハイアングルモードが選択できる。
液晶の大型化にともなって、本体が大きくなったのは、仕方がないとはいえ残念なところ。本体サイズは約97.7(幅)×57.1(高さ)×25.1(奥行き)ミリ、約151グラム(本体のみ)で、FX01と比べて幅で約3ミリ、高さで約6ミリ、奥行きで約1ミリ、重さで約20グラム、それぞれ大型化している。幅の増加分に比べて高さがより増えており、何となくずんぐりした印象になっている。
今までのFXシリーズは横長の筐体というイメージがあったため、一見すると意外な感じのする形状になってしまった。ちょっと好みが分かれるところかもしれない。
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