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「BRAVIA」フルモデルチェンジ――“V”にもフルHDモデルを用意

» 2006年08月30日 18時54分 公開
[ITmedia]

 ソニーは8月30日、液晶テレビ“BRAVIA”の新製品として「X2500シリーズ」「V2500シリーズ」「S2500シリーズ」を9月15日より順次販売開始すると発表した。ラインアップや実売想定価格などは以下の通り。

photophoto X2500シリーズはカラーバリエーションを用意。標準色となるブラック、シルバー以外は受注生産となり、発注から手元に届くまでは2週間ほどかかる(左)。右はソニー初の50インチ超モデル「KDL-52X2500」。52インチの画面が宙に浮いているような“フローティングデザイン”だ
製品名 画面サイズ 発売日 実売想定価格
KDL-52X2500 52V型 10月20日 80万円前後
KDL-46X2500 46V型 9月15日 55万円前後
KDL-40X2500 40V型 9月15日 45万円前後
KDL-46V2500 46V型 10月20日 50万円前後
KDL-40V2500 40V型 10月20日 40万円前後
KDL-32V2500 32V型 11月10日 24万円前後
KDL-46S2500 46V型 10月20日 45万円前後
KDL-40S2500 40V型 10月20日 35万円前後
KDL-32S2500 32V型 10月20日 23万円前後

全入力を1080p出力、xvYCCにも対応――X2500シリーズ

 既存の「X1000シリーズ」からフルHDパネルを全モデルに搭載するXシリーズだが、X2500シリーズでは同社独自の映像信号処理技術「DRC-MF v2.5」(デジタル・リアリティ・クリエーション:マルチ・ファンクション)をコアとした新高画質回路「ブラビアエンジンプロ」を搭載する。

photo “BRAVIA”X2500シリーズ
photo 「ブラビアエンジンプロ」

 「ブラビアエンジンプロ」は、アナ/デジ変換時のノイズやゆがみ、ジッターの低減を行う「CCP-XA」、統合信号処理技術「DRC-MF v2.5」、テクスチャ成分だけを分離・制御することでコントラストと質感を改善する「IFP2」、搭載パネルに適した信号へ変換処理を行う「パネルドライバー」などといった技術の総称。この搭載によって、入力されたすべての映像を1080pへ変換し、フルHDパネル解像度に適した精細感の高い、コントラストの効いた映像として映し出すという。

photo ブラビアエンジンプロの概要

 そのほかにも、広域帯バックライトシステム「ライブカラークリエーション」や明暗を自動検知して暗部の表現力を高める「アドバンスト・コントラストエンハンサー」を備えるほか、家庭用テレビとしては初めて、2005年10月にIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)で承認された色空間の国際標準規格「xvYCC」に対応している。

 パネルはもちろん「ソニーパネル」で、解像度は1920×1080ピクセル。輝度は450カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1500:1、応答速度は8ミリ秒、視野角は上下左右178度となっている。チューナーには3波対応デジタルチューナーを搭載。インタフェースとしてはHDMIを3つ備えるほか、D5×2、コンポジット×3、PC入力端子(D-Sub15ピン)×1などを備える。

 ボディカラーはシルバーとブラックの2色だが、ブルー/レッド/ホワイト/ブラウンの4色を受注生産で用意する。サイズはKDL-52X2500(50V型)が1111(幅)×657(高さ)×121(奥行き)ミリ、KDL-46X2500(46V型)が1262(幅)×734(高さ)×121(奥行き)ミリ、KDL-40X2500(40V型)が1415(幅)×827(高さ)×123(奥行き)ミリ。

photophoto ブルー(左)、レッド(右)
photophoto ホワイト(左)、ブラウン(右)

フルHDモデルも用意された「V2500シリーズ」

 「V2500シリーズ」はデザイン性の高いスタイリッシュモデル、「S2500シリーズ」はスタンダードモデルという位置づけ。基本的なスペックに大きな違いはなく、全機種に広域帯バックライトシステム「ライブカラークリエーション」が搭載された。また、KDL-46V2500(46V型)とKDL-40V2500(40V型)にはフルHDパネルが採用されている。

photo

 ライブカラークリエーションは青/緑/赤の3原色すべての波長の純度を向上させ、さらに色を濁らせてしまう余分な光成分を抑えることで、「真紅」や「深緑」といった従来のテレビが苦手としていた色彩を鮮やかに映し出すシステム。高画質回路 “ブラビアエンジン” も搭載する。

 ビデオやDVDなどの外部入力機器を視聴中に、放送波番組を視聴可能な“番組子画面”機能(KDL-46V2500/KDL-40V2500のみ)も新たに用意された。

photophoto KDL-46V2500(左)、KDL-46S2500(右)

 全モデルのパネルは「ソニーパネル」。KDL-46V2500/KDL-40V2500は解像度1920×1080ピクセル、輝度は450カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1800:1、応答速度は8ミリ秒、視野角は上下左右178度となっている。それ以外のモデルは解像度11366×768ピクセルワイドXGAパネルを搭載する(輝度、応答速度、視野角は同一)。

 チューナーには3波対応デジタルチューナーを搭載。インタフェースとしてV2500シリーズはHDMIを2つ、S2500シリーズは1つ搭載。そのほかにはD4×2、コンポジット×3、PC入力端子(D-sub15ピン)などを備える。

 本体サイズはKDL-46V2500が1120(幅)×755(高さ)×118(奥行き)ミリ、KDL-40V2500が988(幅)×665(高さ)×105(奥行き)ミリ、KDL-32V2500が791(幅)×545(高さ)×102(奥行き)ミリ。KDL-46S2500が1120(幅)×755(高さ)×116(奥行き)ミリ、KDL-40S2500が988(幅)×664(高さ)×103(奥行き)ミリ、KDL-32S2500が792(幅)×546(高さ)×99(奥行き)ミリ。

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