(C) 2006 SILENT HILL DCP INC. AND DAVIS FILMS PRODUCTION |
コナミが世に送り出した大ヒット・ゲームを映画化した「サイレントヒル」が、11月22日に通常版、プレミアム・エディション、アルティメット・ボックスの3種類でDVD化される。
通常版はメイキングなど約60分の特典ディスクが付いた2枚組。価格は3990円。プレミアム・エディションは、特典ディスクがさらにもう1枚付いた3枚組。コナミスタッフ制作によるゲームと映画の比較や検証など、日本独自の映像特典が嬉しい。初回限定版のみアウターケース、豪華ブックレット付き。価格は6090円。アルティメット・ボックスはプレミアム・エディションの特典にブルーレイ・ディスクを追加した4枚組。価格は9240円。初回限定生産。
クリストファー&ローズ夫妻の養女シャロンは9歳の愛くるしい少女。ところが、彼女は夢遊病に悩まされ、何かに憑かれたように「サイレントヒル……」という謎の言葉を繰り返していた。そんなシャロンを心配したローズは、ウェストバージニア州にサイレントヒルという街が実在することを探り当てる。そこは30年前に発生した大火災が原因で、多くの人が命を落とした呪われた街。現在は立ち入り禁止となっていた。
ローズは夫の制止も聞かず、シャロンを連れて街へ向かうが、道路を飛び出してきた少女を避けようとして事故に。
意識を取り戻したローズは、シャロンがいないことに気づく。娘を探そうとサイレントヒルへと足を踏み入れたその瞬間、サイレンが鳴り響き、不気味なクリーチャーが現れて……。
突然鳴り響くサイレンによって灰に覆われたサイレントヒルは豹変し、異形の者たちが姿を現す。三角頭の巨人、巨大昆虫、ガスマスクの集団、全身が焼けただれた怪人の群れ、包帯でガンメンを覆った看護婦たち…。そこを特殊能力も武器も持たないヒロインが、娘を求めて、さ迷い歩く。
ヒロインを「ネバーランド」のラダ・ミッチェル、夫を「ロード・オブ・ザ・リング」のショーン・ビーン、娘を「ローズ・イン・タイランド」の天才子役ジョデル・フェルランドが演じている。
メガホンをとったのは「ジェヴォーダンの獣」で注目を浴びたフランスの気鋭監督クリストフ・ガンズ。ゲーム版の大ファンで誰よりも映画化を熱望していたという彼は、オリジナルの世界観を壊すことなく、不気味にして幻想的な空間を、ヨーロピアンな感性で再現。
大ヒットゲームの映画化には不安がつきものだが、本作に関してはその心配は無用。脳天をヒリヒリと刺激するありとあらゆる恐怖体験はもちろん、街と娘の秘密が次第に明かされていくミステリーと、その悲しき事実など、ホラーの枠を超えたものを感じさせてくれるはずだ。
関連サイト:http://www.silenthill.jp/main.html(公式サイト)
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