ITmedia NEWS >

“わかりやすさ”を追求したデジタル放送対応3 in 1、ソニー「RDZ-D60V」(1/4 ページ)

» 2006年09月08日 19時47分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 ソニーの「RDZ-D60V」は、3波対応デジタルチューナーを内蔵した3 in 1ビデオレコーダーだ。同社の3 in 1としては初のデジタル放送モデル。VHSの用途を限定することで操作性をシンプルにした。

 3in1レコーダーはVHSのテープ挿入口が必須のため、デザイン的な制約が大きいものだ。しかしRDZ-D60Vの場合、サイズは平均レベルながら、黒を基調としたカラーリングや前面パネルの下半分を占めるアクリルパネルなどがスタイリッシュな雰囲気を醸し出す。透過部分以外は黒いパネルとの二重構造のため、“パッと見”は黒とグレーの渋いツートンカラーに見える。

photophoto デザインの制約が多い3in1レコーダーだが、カラーリングなどでソニー製品らしくスタイリッシュに仕上げた。前面下半分のカバーはクリアパネルになっているが、透過部分以外は黒いパネルとの二重構造のため、パッと見は黒とグレーの渋いツートンカラーに見える。カバー内には「巻き戻し/早送り」のほか、チャンネル操作、放送波切り替えといったボタンを備える

 地上/BS/CSデジタル放送に対応する3メディア対応のデジタルチューナーと地上波アナログチューナーを搭載した。HDDは250Gバイト。DVDドライブはDVD-R、DVD-RW、DVD-R DLメディアへのダビングに対応し、再生だけならDVD+R/DVD+RW/DVD-RAMもサポートできる。VHSデッキ部はHi-Fi仕様。S-VHSは簡易再生(SQPB)にも対応していない点に注意が必要だ。

photophoto DVDトレイは右側に配置。DVD-RAMの再生には対応するが、カートリッジメディアには非対応だ。AV出力はS端子付きが1系統、D端子+音声、HDMIの3系統だが、D端子とHDMIは排他利用だ。AV入力はS端子付きが2系統。3in1というファミリーユース色が強い製品としては、前面入力端子もほしい気がする

 映像出力は、D4対応のD端子くわえ、HDMI出力にも対応(D4とHDMIは排他利用)。HDMI出力でも再生メディアの制限はなく、VHSの映像もHDMI出力できる。画質面でのメリットはさほどないと思うが、ケーブル1本で映像も音声も送信できるという意味では便利だろう。前面に備えるi.Link端子はDVとHDVをサポートする。

photophoto リモコンはスゴ録シリーズ共通のデザイン。かなり長いが、横幅が狭く片手で持って操作しやすい。録画操作用のボタンやDVDビデオのメニュー呼び出しボタンなどは下部のカバー内に備えている
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.