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三洋、リビングの明るさでも映画館画質の液晶プロジェクター発売

» 2006年09月14日 18時38分 公開
[ITmedia]
photo ホームユースプロジェクター「LP-Z5」

 三洋電機は、ホームユースプロジェクター「LP-Z5」を10月20日発売する。150〜300ルクスというリビングの明るさでも映画館レベルの画質が楽しめる“ブリリアントシネマ”モードを搭載していることが特長だ。その他にもお勧めモードを6モード搭載しているほか、ほとんどの調整項目をユーザーに開放したアドバンストモードを持つ。価格は29万4000円。

 LP-Z5は入力された信号を12ビットで演算処理するIC(デコーダー/スケーラー/ガンマ)を搭載。コンテンツの持つ微妙なディテールや繊細なニュアンスを表現できる。また従来機(LP-Z4)から制御スピードと精度を向上。ランプ光量のコントロールを行うランプリアクトなどにより、コントラスト比も10000/1を実現した。

 一方、設置面では幅広い焦点距離を実現した高倍率2倍ズームレンズをLP-Z4にひきつづき採用、狭い空間からさまざまな環境に対応する。画面サイズは最小40型から最大300型(約1.2〜9.2メートル)で、100型投映時の設置距離は約3.0〜6.1メートル。設置方法も天吊り(別途金具が必要)に加えて、壁掛け(別途、壁掛けキットが必要)など上下左右のエリアから自由に選ぶことができる。

 また入出力はHDMI端子を2系統搭載、高品位な映像コンテンツを送信する機器との接続にも余裕を持って対応できる。コンポーネント入力も2系統備えているのでDVDやゲーム機の接続にも便利だ。このほかPC接続用にミニD-sub15ピン端子、アナログRGB端子なども備えている。

「LP-Z5」の背面

 駆動方式はポリシリコンTFTアクティブマトリクスで、画素数は92万1600画素(1280×720)×3枚。総画素は276万4800画素になる。色再現性はフルカラー(約10億7000万色)。光源は145ワット UHPランプで、明るさは1100ルーメンだ。また駆動時の騒音は22dBA-27dBAなのでサイレントシーンでも、鑑賞を妨げない静かさであることも特長の1つだ。 

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