「Companion2 II」は、同社製マルチメディアスピーカー「MediaMate 2」の後継となるPC用アンプ内蔵卓上スピーカーシステム。MediaMate 2と比較すると、主にデザイン面の変更にとどまるが、「卓上での快適なリスニング」(同社)のために細かなチューニングが施されている。
スピーカー面が傾斜した独特のスタイルはそのままだが、カラーがシルバーとブラックの2色展開に変更されたほか(MediaMate 2はグレー/ブラックの2色)、メッシュが前面をくまなく覆うデザインとなった。
57ミリのフルレンジドライバーや間接音声分を電気的に再現し、近距離で聴いても広がりのあるサウンドを可能にした「N.F.S.E」、小音量でも最適な音量バランスを実現する「P.A.P」などの独自技術は引き続き搭載されている。サイズは80(幅)×190(高さ)×150(奥行き)ミリ。
「Companion 5」は独自のサラウンドプロセッサー「TrueSpace」を搭載し、2基のフロントスピーカーで疑似的にサラウンド音場を作り出すサラウンドシステム。同社ではPCと組み合わせてのパーソナルユースから、少人数でのDVD映画観賞までにも対応する「ペアサラウンド」製品として提案する。
「3・2・1シリーズ」にも搭載されている独自のデコーダー「BOSE Digital」を備えており、入力されたあらゆるソースを5.1chサラウンドとして出力することが可能だ。
入力インタフェースはUSBとステレオミニジャックで、PCと接続した際にはUSBオーディオデバイスとして認識される。詳細な設定は一切不要で、PCまたはポータブルオーディオプレーヤー、DVDプレーヤーなどと接続し、再生を開始するとソースをDSPが自動的に解析し、最適なサラウンドサウンドとして再生する。
フロンスピーカー内にはそれぞれ50ミリドライバーを2基搭載しており、物理的には130ミリドライバーを備えたベースモジュールを加えた4.1ch構成となっている。なお、ベースモジュールは指向性を持たない低音のみを再生するので、設置場所を選ばないのもメリットだ。
円形のユニークなリモコンも付属。フチを“なぞる”ことで音量調節が可能なほか、ワンプッシュでミュートも可能。リモコンにはステレオミニジャック入力とヘッドフォン出力も備える。
定格出力はフロントが12ワット×2、サラウンドが12ワット×2、ウーファーが60ワット。サイズはフロントスピーカーが147(幅)×225(高さ)×97(奥行き)ミリ、ベースモジュールが173(幅)×218(高さ)×425(奥行き)ミリ、リモコンが62.5(直径)×28(高さ)ミリ。
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