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松下、文庫本サイズの読書端末「Words Gear」を開発

» 2006年09月26日 19時31分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は9月26日、文庫本サイズの読書端末「Words Gear」を発表した。5.6型のワイドカラー液晶を搭載し、書籍、音楽、静止画、動画など、さまざまなデジタルコンテンツを楽しめる。

photo 文庫本サイズの読書端末「Words Gear」

 透過型低温ポリシリコンTFTを採用した画面解像度は1024×600ピクセル。アルファベットのEの形をしたタッチセンサー「Eセンサー」を使い、指1本による直感的な操作を可能にしたという。ワンタッチ操作で画面が上下反転する機能や、読書をしながら音楽を聴く機能もある。

 外形寸法は、105(幅)×152(高さ)×28.4(厚さ)ミリ。重量は325グラム。リチウムイオン充電池を内蔵し、書籍閲覧時なら連続約6時間の再生が可能だ。コンテンツはすべてSDカードに保存する。

 Words Gear向けの書籍コンテンツは、松下電器産業と角川モバイル、東京放送の3社が共同出資して10月2日に設立する予定の「ワーズギア株式会社」が提供する予定だ。同社が運営する読書端末向けポータル「最強☆読書生活」(saidoku.com 同日開設予定)では、小説からコミック、グラビアまで多様なコンテンツを販売する計画。また電子書籍向けに書き下ろしたオリジナルコンテンツや、読書端末向けに音声や動画を付加したリッチコンテンツの制作・配信も行うとしている。

 松下電器では、10月3日に幕張メッセで開幕する「CEATEC JAPAN 2006」のパナソニックブースで「Words Gear」を参考展示する予定だ。

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