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カシオ、2.8インチワイド液晶搭載の「EXILIM EX-S770」

» 2006年09月28日 20時57分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は9月28日、カード型デジタルカメラ「EXILIM」の新製品「EXILIM CARD EX-S770」を10月13日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。

photo 「EXILIM CARD EX-S770」。カラーはブライジングレッド、プレミアムシルバー、グラファイトブルーの3色

 新製品は既存モデル「EX-S600」からCCD画素数を有効720万画素へ向上させ、面積比53%増となる2.8インチワイド液晶を搭載しながらも、94.5(幅)×60.4(高さ)×17.3(厚さ)ミリのカードサイズを実現している。液晶は最大約1100カンデラ/平方メートルと明るく、解像度も960×240ピクセルと高精細だ。

 ワイド液晶を活用すべく、新たに「データキャリング機能」を搭載。用意された「データ」ボタンを押すと、SDカードに含まれるドキュメントや電子書籍などが背面液晶で確認できる。

パッケージには各種データファイルをJPEGに変換して転送できる「データ・トランスポート」、PCからパカメラへ電子書籍を転送できる「T-Time」のほか、PC内の画像をカメラへ転送できる「フォト・トランスポート」が付属する。MPEG-4による動画撮影に関しても、あたらに16:9の撮影モードが用意された。

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 CCDは1/2.5インチ有効720万画素で、最大3072×2304ピクセルの静止画を撮影できる。ズームは従来モデルと同じく光学3倍ズームレンズを搭載し、デジタルズームを併用することで最大12倍の望遠が可能。メディアにはSDHC/SDメモリーカード/MMCを利用し、本体内には6Mバイトのメモリを内蔵する。

 既存機種に搭載されている、手ブレや被写体ブレを軽減する「アンチシェイクDSP」や場面を選択するだけで自動的にカメラが最適な設定を自動的に行う「ベストショット」機能も引き続き搭載。液晶が大型化された影響か、フル充電時には約200枚の撮影が可能とEX-S600とり少なくなっている(液晶輝度標準時・CIPA規格)。

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