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シャープ、「愛情ホット庫」搭載のコンパクト&大容量冷蔵庫

» 2006年09月29日 14時23分 公開
[ITmedia]

 シャープは9月29日、マンションサイズで業界1位(同社)の容積効率を実現した「SJ-HL40M」など冷蔵庫5機種を10月27日より順次販売開始すると発表した。製品名と容量、価格(実売想定価格)は以下の通り。

製品名 定格内容量 価格 実売想定価格 サイズ(幅×奥行き×高さ ミリ)
SJ-HL37M 365リットル オープン 16万円前後 600×641×1695
SJ-HL40M 401リットル オープン 18万円前後 600×641×1795
SJ-HV42M 416リットル オープン 20万円前後 685×641×1830
SJ-HV47M 465リットル オープン 22万円前後 600×750×1830
SJ-HV51M 506リットル オープン 24万円前後 600×800×1830
photo 「SJ-HL40M」(左)と「SJ-HL37M」(右)

 同社では、少人数世帯の増加やシニア層の都心回帰などによりマンションサイズ(底面 60センチ×60センチサイズモジュール)冷蔵庫の需要がしていると分析。そこで狭いキッチンでも設置できる容量効率の高い冷蔵庫を製品化すべく、容積効率アップの壁であった「断熱材」「冷却ユニット」「電装基板/蒸発皿」の3つを小型化する高容量化技術「トリプル薄型技術」を開発した。

 同技術は「高効率断熱材の導入による薄型化」「冷却ダクトの配置見直し、ファンモータ/ダクトの小型縮小化」「電装基板/蒸発皿を小型化し機械室へ集約」といった要素で構成されており、新製品の「SJ-HL40M」は従来製品(SJ-PV37K)と同サイズながらも、容量を36リットル増加させ、401リットルとした。

photo SJ-HL37Mの冷蔵段

 全機種にマイナス17度〜60度までの切り替え可能な多目的保存スペース「愛情ホット庫」を搭載し、冷凍食品からできたての温かい食事まで、さまざまな食品を保存できる。新製品では従来からの上面温風に加えて、輻射熱も利用する「ハイブリッド・ヒーティングシステム」を導入した。

 輻射熱を利用することで温風ファンの風量を抑えることが可能となったために食品の乾燥を防止でき、揚げ物や温野菜なども風味を損なわず保温できるほか、乾燥によって失われやすいビタミンCの損失を従来比約40%低減した。また、冷凍食品の解凍機能「サックリ解凍」の解凍時間も約30%短縮された。

photophoto 「愛情ホット庫」(左)、水分が失われにくいので食品も色あせにくい(右)

 そのほか、庫内背面に設置した「潤い冷却パネル」を約0度に冷やして冷蔵庫を冷却することで水分蒸発を防ぐ「潤い冷却パネル冷却」、除菌イオンを発生させて浮遊カビの繁殖を防ぐ「庫内除菌イオン」なども備える。

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