iPod一色となる中、存在感を見せられるか：ポータブルオーディオ販売ランキング（9月17日〜23日）

[渡邊宏，ITmedia]

順位	前回	メーカー名	型番	発売年月日	標準価格
1	2	ＡＰＰＬＥ	IPOD NANO 4GB2006	2006/9/13	22667
2	9	ＡＰＰＬＥ	IPOD NANO 2GB2006	2006/9/13	16953
3	12	ＡＰＰＬＥ	IPOD 30GB VIDEO2006	2006/9/13	28381
4	1	ＡＰＰＬＥ	IPOD NANO 2GB	2005/9/8	20762
5	5	ソニー	NW-E003	2006/6/10	オープン
6	3	ＡＰＰＬＥ	IPOD NANO 8GB2006	2006/9/13	28381
7	8	ソニー	NW-E002	2006/6/10	オープン
8	4	ＡＰＰＬＥ	IPOD NANO 1GB	2006/2/7	16953
9	7	ＡＰＰＬＥ	IPOD NANO 4GB	2005/9/8	26477
10	11	松下電器産業	SV-SD800N	2006/9/8	オープン

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店（家電量販店、カメラ販売店、PC専門店）のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

　久々にランキング全体が大きく変動した。第2世代iPod nano（4Gバイト）が1位、同じく2Gバイトが2位となり、ランキング全体を見渡してみても、10機種中7機種がiPodで占められる結果となった。

　そのなかで、iPod nanoの“プレミアムモデル”である8Gバイト版は6位と順位を下げてしまった。2万9800円（Apple Store価格）という30GバイトのHDDタイプとまったく同じ価格がユーザー心理へマイナスへ作用してしてしまったようだ。

　ランキングがiPod一色となる中、パナソニックの「SV-SD800N」（レビュー）が初のランクインを果たしている。メディアにSDメモリーカードを利用する“D-Snap Audio”の製品だが、ポータブルオーディオプレーヤーとして初めて、ノイズキャンセリング機能を搭載した意欲作だ。

　目玉機能であるノイズキャンセリング機能のため、ヘッドフォンが好みの製品に交換できない（交換するとノイズキャンセリング機能が利用できなくなる）、メディアが別売のためコストパフォーマンスが今ひとつといった弱点もある。

　しかしながら、世間（や店頭）がとあるシリーズ製品一色になればなるほど、こうしたオリジナリティを持った製品がより輝くというものだ。各社それぞれのアイディアあふれる製品の登場に期待したい。