デザイン家電の「±0」がコレクション第3弾を発表した。今回の新製品は、空気清浄機と電卓、そして「2.5R」という新しいシリーズ名が与えられたコンパクトな卓上アイテムの数々。人気の加湿器も、基本デザインをそのままに機能アップを果たしている。
「Air Purifier」は、パンチングメタルの筐体がクールな印象を与える空気清浄機だ。アレルブロック除菌HEPAフィルターと脱臭カーボンフィルターを搭載し、空気の汚れとニオイをキャッチ。15畳までの部屋に対応する。「物理的な空気と部屋の雰囲気。2つの空気を変える空気清浄機だ」(デザイナーの深澤直人氏)。
運転モードは、自動、静音、標準、急速、花粉の5種類があり、1/2/4時間のOFFタイマーも備えた。価格は1万9950円。11月末に発売する予定だ。
ユニークな形状で人気を保ち続ける加湿器「Humidifier」は「Ver.3」となり、基本構造を大幅に見直した。水タンクの容量は従来通りだが、音と消費電力を抑えた「長時間モード」が追加され、最長約18時間の連続加湿が可能になったという(従来は8時間)。もちろんアロマポット付き。価格は1万7850円。10月末に発売する。
「Electronic Calculator/M」は、極めてシンプルな外観の12桁タイプ電卓だ。深澤氏が「本体とキーが同色というのは、あまり例がない」というほど、必要ない要素はすべて排除した。一方、税率変更が可能な税計算機能、少数桁指定、四捨五入切り捨てなど、オフィスや店舗でも使える充実した機能を持つ。印象的な「YELLOW」、シックな「WHITE」「BLACK」の3色があり、価格は各4200円。12月末に発売予定だ。
最後は、同社初のシリーズ展開となといえる「2.5Rシリーズ」だ。角に丸み(R2.5ミリ)のついた直方体のなかに、アナログクロックやデジタルタイマー、FMポータブルラジオといった異なる機能を“詰め込んだ”もので、サイズはいずれも48(幅)×55(高さ)×32(奥行き)ミリ。手のひらに載せて丁度良いサイズと、2.5Rという「一番心地いい角度」を持つ。カラーバリエーションも豊富に揃えており、並べると積み木のようだ。
「2.5Rシリーズは、身の回りにある電子機器を詰め込んだ共通のプラットフォーム。と同時に、“タダの箱”(小物入れ)も用意した。色もポップなものからシックなものまで揃っているから、机の上にコレクションしてほしい」。
2.5Rシリーズは、2007年1月から順次発売予定。概要と価格は下記の通りだ。
製品 | 価格 | 発売日 |
---|---|---|
アナログアラームクロック | 3150円 | 2007年1月末 |
デジタルタイマー | 2100円 | 2007年1月末 |
ケース | 630円 | 2007年1月末 |
LEDアラームクロック | 5250円 | 2007年3月末 |
FMポータブルラジオ | 5250円 | 2007年3月末 |
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