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リンゴなのに初めての赤LifeStyle Weekly Access Top10

» 2006年10月16日 17時25分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 トップ記事は来日した米Apple幹部へのインタビュー。主に新型iPod nanoについて話を聞いたが、答えてくれた米Apple ComputerのPhilip Schiller氏は、インタビューのちょうど1週間後に登場した「赤nano」についてはまったくおくびにも出さなかった(ま、特に驚くにはあたらないが……。ねぇ)。

 さて、その赤nanoこと「iPod nano (PRODUCT) RED Special Edition」。年末商戦を狙ったクリスマスカラーといえないこともないが、金属の質感を上手に活かした、透明感のある仕上げは個人的にもなかなか好印象。アップルストアで来店者の会話に耳を澄ませてみても、「なかなかいいんじゃない?」「赤いのがあればいいと思ってたんだよね」など、ポジティブな反応が目立つようだ。

photo 真っ赤な「iPod nano (PRODUCT) RED Special Edition」。日本向けには3倍早く再生する機能が搭載……されているワケがない

 思い起こせばアップル製品と「赤」という色はこれまであまりリンクしたことがない。昔、リンゴのロゴは(赤も入った)レインボーカラーだったが、いまはホワイト(シルバー)もしくはグレー系の単色になっているし、製品のカラーも基本的にはオフホワイトなどのホワイト系と、グレーを含むブラックがベースカラー。シルバー系が利用されるようになってきたのは、つい最近ことだ(トランスルーセントというバリエーションもあった)。

 iPodだけに話を限定しても、基本的には初代製品からカラーはホワイトのみで展開され、カラーバリエーションが用意されたのは、最新型の第5世代iPod、第2世代iPod nanoから。これまでにiPod mini(シルバー/ゴールド/ピンク/ブルー/グリーンの5色)とU2 Edition(ブラックにレッドのワンポイント)のみだった。本製品のようにレッドがベースカラーに選ばれたのは、筆者の知る限り、初めてのこと。

 店頭では「(HDDタイプのiPodを手にしながら)こっちで赤いのが出たらうれしかったんだけどね」という声も聞くことができた。人目を引く色彩なだけに、アピール度は高い模様。おそらく、同社としては初の「赤製品」。iPod nano (PRODUCT) RED Special Editionはどれだけ受け入れられるのだろうか。

photo ズラリ6色ならんだiPod nano。アナタのお好みは?

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