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バンダイ、ネットから操作できる自律型ロボット「ネットタンサー」を発売

» 2006年10月18日 17時55分 公開
[ITmedia]

 バンダイはインターネット経由で遠隔操作できる本格的なホームロボット「ネットタンサー」の販売受付を12月16日午前10時からバンダイロボット研究所のホームページ上で開始する。希望小売価格は5万円。

 ネットタンサーは現在発売中の自律型プログラミングロボット「タンサーボーグ」(2万5000円)に、カメラ付きネットワークユニットをセットした商品で、このカメラから無線LANを通じて送られた画像をPC上などで見ながら操作できる。音声通信機能や画像認識機能も搭載されているのでさまざまな使い方が可能だ。すでにタンサーボーグを所有している人向けには、別売のネットワークユニット(3万円)を購入すれば、ネットタンサーにすることが可能だ。購入ターゲットはロボットホビースト向けで、2007年12月までの1年間で3000個の販売を予定している。キットでの発売なので組み立てや操作にはある程度の知識が必要だ

 同社では主な使い方としてPCからカメラ画像を見ながら操縦し(テレオペレーション機能)、留守宅を監視したり、ゲームをしたりできることを挙げている。また、室内の様子を写真に撮って、メールで携帯に送信することもできるという(メールコマンド機能)。ただし、リモート操作には付属ソフト「ロボットワークス3」をインストールしたWindows PCが必要で、インターネットからの操作には無線LANルータなど常時接続環境が必要。メールコマンド機能にはネットダンサー用のメールアドレスが必要になるが、POP対応のフリーメールも使えるという。

 動作には単三電池10本を使い、連続駆動時間は2.5時間。サイズは全高が290ミリ(アンテナ部含む)で、重量は980グラム(電池含む)。11月3日から5日まで秋葉原の秋葉原UDXビル2F「AKIBA_SQUARE」で開催される「アキバ・ロボット運動会2006」にも出展されるという。

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