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ヤマハ、扱いやすさ高めた“ワンボディ5.1ch”「YSP-1100」

» 2006年10月19日 15時00分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは10月19日、ワンボディで5.1chサウンドを作り出すデジタル・サウンド・プロジェクターの新製品「YSP-1100」を11月1日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は13万7000円。

photo 「YSP-1100」。カラーはシルバーとブラックの2色

 本製品は昨年9月に発表した「YSP-800」「YSP-1000」と同じく、本体内に多数のスピーカー(本製品では40個+ウーファー2基)とデジタルアンプを内蔵。音をビーム状に再生し、壁の反射によって仮想スピーカーを作り出す「デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー」によって、ワンボディながらも5.1chサラウンドの再生を可能にする。

photo 「デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー」の概念図。音声をビーム状にして発射し、壁に反射させることでサラウンド再生を行う

 視聴位置からリモコンのボタンを押すだけで位置を特定し、その場所を最適なリスニング場所に設定してくれる「マイビーム(MyBeam)」を搭載。この機能を利用すれば、周囲がざわめいていても、スムーズに音声が聞き取れる(利用時にはモノラル音声)。

 自動調整システムの「インテリビーム(IntelliBeam)」もブラッシュアップされた。付属の測定用マイクをセットし、リモコンの自動調整キーを押すだけで測定とセッティングが約3分で完了する。

 利用モードには「マイビーム」のほか、サラウンド効果を最大限に発揮する「5ビーム」、リスニングエリアを広くする「3ビーム」、テレビ視聴などに適した「ステレオ」、部屋角に設置した際に有用な「ステレオ+3ビーム」を備える。

 ドルビーデジタル/DTS/AAC/ドルビープロロジックU/DTS Neo:6など多彩な音声フォーマットに対応。視聴するソースにあわせた臨場感を選択できる同社独自のサラウンドプログラム「シネマDSP」を搭載。映画/音楽/スポーツの3種が用意され、それぞれに3種類のバリエーションが用意されている。

 総合最大出力(EIAJ)は120ワット(20ワット×2+2ワット×40)で、入力インタフェースはアナログ×2、光デジタル×2、同軸デジタル×1など。本体サイズは1030(幅)×192(高さ)×113(奥行き)ミリ(突起部除く)、13キロ。42V型の液晶テレビにマッチするサイズとなっている。

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