ITmedia NEWS >

Nike+iPodで“ワークアウト”してみた(1/2 ページ)

» 2006年10月24日 20時42分 公開
[ITmedia]

 NikeのスポーツシューズとiPodを連動させるワイヤレスシステムが「Nike+iPod Sport Kit」(以下 Sport Kit)。米国では既に販売開始されており、国内でも28日より販売開始される。開催された体験会で、一足先に試してきたのだ。

photo NIKE+iPod Sport Kitと対応シューズ「エア ズーム モアレ+」(iPod nanoは別売)

ワークアウトって?

 workout(ワークアウト):自動詞。(主に運動選手が)練習する、トレーニングする。(大修館「ジーニアス英和辞典」より)

 Nike+iPod Sport Kitは、シューズに内蔵する小型センサーとiPodに取り付けるレシーバーで構成される「ワークアウトシステム」だ。音楽を聴きながらランニングを楽しむひとが増えていることを受け、「デジタル技術が“走ること(の体験)”の質を高められないだろうか?」という発想から生まれた製品だ。

 対応するNikeのシューズとiPodが2.4GHz帯の無線で接続され、iPodで音楽を楽しんで走りつつ、利用者はランニングの時間や走行距離、消費カロリー、ペース(現在のスピードで1キロメートルをどれだけの時間で走ることができるか)をiPodの画面で確認できる。また、そのデータはiPod内に保存される。

 レシーバーはiPodとの接続にはDockコネクタを利用するが、サポートされるiPodはiPod nanoのみ。ランニング中はクリックホイールの中央ボタンを押すことで、その時点での走行時間や距離などを音声でガイダンスしてくれるほか、長押しすると事前に設定したパワーソング(ここ一番で“気合い”の入る曲)を流してくれる。

photophoto 「Nike+iPod Sport Kit」のパッケージ。後ろに見えるのは対応シューズのひとつ「エアマックス180+」(左)、センサーとレシーバーは非常に小型軽量(右)

 利用にあたってはSport KitをシューズとiPodに装着した上で、同期を取る(リンクさせる)必要がある。対応シューズは左足の中敷き下にセンサーを収納するスペースがあるので、そこにセンサーをポンと設置し、レシーバーもiPod nanoに取り付ける。レシーバーを装着したiPodはメインメニューに「Nike+iPod」の項目が出現する。

photophoto 中敷きの下にセンサー、iPodにレシーバーを装着(左)、レシーバーが装着されたiPodには「Nike+iPod」の項目があらわれる

 そのまま「Nike+iPod」を選択すると、「基本」「タイム」「距離」「カロリー」などの項目があらわれる。すぐさま走り出したければ、「基本」からランニング中のBGMにしたいプレイリストを選択するだけでOKだ。

 プレイリストを選択すると、ペアリングが自動的に行われ、シューズのセンサーとレシーバーがリンクする。項目から想像できるよう、「○○分走る」「○○キロメートル走る」「○○カロリー消費するまで走る」といった設定も可能だ。

タ○ザンにはかなわない

 一通り説明を受けたところでナイキのインストラクターと一緒に、六本木・グランドハイアット東京の周辺外周(約1キロメートル)をランニング。

 センサーを内蔵している左シューズも非常に軽量で、知らなければ普通のランニングシューズと思ってしまう軽快さ。200、400メートルと軽快に足を進めていったが、日ごろの運動不足が祟ったか、700メートルすぎたあたりでもうバテバテ。足が上がらず、腕を振るのも苦痛に感じてしまった。

 なんとかゴール地点にたどり着きはしたが、途中で歩いてしまう体たらく。インストラクターと一緒に走っていた男性はとても軽快に走っていたが、後で聞くと“カラダづくりの教本”雑誌「タ○ザン」の方だったそうだ。納得。

photo 諸事情によりトレットミルでのランニング風景をご紹介。手にしたiPod nanoは4Gバイト(ピンク)、足元のシューズはエアマックス180+だ。
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.