利用に際しては個人差があるので、体重と歩幅の調整をしておくほうが望ましいが、歩幅については標準状態でも92%の精度を持っており、成人ならばそのまま利用してかなりの精度で距離が算出できるそうだ(調整すると精度は97%にアップするとのこと)。
シューズにセットするセンサーは電池で駆動しているが、電池交換は不可。しかし非常に微弱な電波を利用しているので消費電力は少なく、「シューズ寿命の2倍は(電池が)保ちます」とのこと。
前述したとおり、走りながらiPodの画面を見れば時間や走行距離、消費カロリー、ペースを確認できるが、この製品が“ならでは”の本領を発揮するのはむしろ帰宅し、そのiPodをDockに乗せてからになる。
iPodをiTunesにセットすると、iTunesで最新ワークアウトの情報(実施日/走行距離/タイム/平均ペース/消費カロリー)と履歴が表示されるほか、Sport Kitの利用を支援するサイト「nikeplus.com」との連係機能も利用できる。
nikeplus.comはiTunnsから送信された走行データをさまざまに分析し、ランナーへ走るモチベーションを与える仕組みが用意されている。
1回のランニングをグラフ化し、どのようなペースで走っていたのかを視覚化してくれるほか、日々のデータを集計、日/週/月ごとにグラフ表示することも可能。また、走った回数や距離、カロリーなどの数値をゴールとして達成具合を確認したり、仲間と距離などを競う、仲間と一緒にひとつの目標を目指すなど機能が用意されている。
nikeplus.comはSport kitのユーザーならば誰でも無料で利用できるが、「Nike ID」の取得が必要。利用者のiTunesからnikeplus.comへのデータの送信は、基本的にはオートで行われるので、特に意識せずとも自分の成果はnikeplus.comへ積み上げられていく(iTunesで利用許諾のチェックボックスをオンにしておく必要がある)。
ワークアウトのデータは1000回分がiPodに保存されるが、詳細にわたる分析や履歴の確認を行うためには、nikeplus.comへのアクセスが必要となる。また、12月中旬にはiTunes Storeから目的別音声プログラム集(トレーニングアドバイス集)やアスリートのレコメンドするソングリストなどが提供される予定だ。
「Nike+iPod Sport Kit」の価格は3400円。対応シューズは「エア ズーム モアレ+」「エア マックス180+」のほかにも、「エア ズーム プラス」「ショックス ターボ OH SL +」などが用意される。タンと中敷きの「+」マークが目印だ。そのほか、カスタマイズオーダーサービス「NIke ID」からも対応シューズのオーダー可能だ。
発売日の10月28日には、東京(マルイシティ渋谷/アップルストア渋谷店)と大阪(NIKE OSAKA/アップルストア心斎橋店)にて著名アスリートも参加しての体験イベントが行われる。ステージは13時〜/15時〜/17時〜/19時〜の4回。体験者には抽選で特製Tシャツがプレゼントされる。
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