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シワにならない乾燥できます――東芝の新ドラム式洗濯機(2/2 ページ)

» 2006年11月07日 20時26分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 洗濯・乾燥時の音が小さいことも特徴の1つだ。モーターは従来と同じものだが、制御用のファームウェアを見直して余計な振動を抑えたほか、サスペンションの防振ゴムや、ドラムと本体を繋ぐ“ベローズ”と呼ばれる部品の硬度を最適化。ドラムから本体へ伝わる振動と本体から床面に伝わる振動の両方を抑えた。

 また、脚部には従来より大型の防振ゴムを採用。インシュレーターの役割を持たせることで、「たとえば、脱水時の左右の振動幅が従来機に比べて4割少ない」という。洗濯時の運転音は29dBと業界初の30dB以下を実現。脱水時は38dB、乾燥時も37dBまで騒音を抑えている。

photophoto 奥が新しいサスペンション。一見、手前の従来型と同じに見えるが、押してみると違いがわかる。ゴムブッシュが明らかに柔らかい(左)。モーターとセンサー(右)

 同社では、低騒音を生かし、エコロジーと電気代の節約を兼ねた“夜間や早朝のオフピーク洗濯”を勧める。新製品は時計機能を搭載しており、ダイヤルを回して終了時刻を設定するだけの「炊飯器感覚」で予約が可能。「電気代の安い夜間や早朝の洗濯は、わが家でできる身近なエコロジー活動だ」(同社)。

 「TW-170VD」の容量は、洗濯・脱水が9キロ、乾燥が6キロ。外形寸法は、665(幅)×675(奥行き)×1050(高さ)ミリ。重量は69キロとなっている。

photophoto コース選択や予約時間の設定はダイヤルで行い、決定ボタンを押すのは1回だけ。右は同時リリースの薄型タイプ「TW-170SVD」

 同時にリリースされた「TW-170SVD」は、奥行きを595ミリとした薄型タイプだ。。容量は洗濯・脱水が6キロ、乾燥が4.5キロのシングル/ディンクス向け。基本機能はTW-170VDに近いが、薄型のため外気を導入するシステムは搭載していない。発売は2007年1月を予定しており、価格はオープンプライス。店頭では、TW-170VDよりも1万円ほど安い20万円前後になる見込みだ。

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