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「TRIO」がオーディオでも復活、CDコンポ「K-TR60」

» 2006年11月22日 17時14分 公開
[ITmedia]

 ケンウッドは11月22日、創立60周年記念のCDコンポ「K-TR60」を限定販売すると発表した。価格は48万3000円。同社直販サイト「kenweed ec dircet」で限定販売され、12月1日から2007年1月31日までの間のみ予約を受け付ける。購入者への製品発送は12月21日以降になる見込み。

photo K-TR60

 同社では創立60周年を記念して旧社名でもある「TRIO」ブランドを無線とオーディオのそれぞれに限定復活させることを決定。第1弾として無線機の「TS-2000S」が7月に発売されたが、購入希望者が多く、抽選となるほどの人気を博した。

 K-TR60も「TRIO」を冠する製品。基本的なスペックはKseriesのハイエンドモデル「Kseries Esule」と同一で、CDレシーバーとスピーカーで構成される。

 Kseries Esuleとの外見上の違いはカラーリング(Kseries Esuleはシャンパンゴールド、K-TR60はシルバー)だが、中身はかなり異なっている。ヘアライン仕上げが施された11ミリ厚のアルミフロントパネルやマーブルウッドを使用したキャビネット突き板、厚さを通常の倍として信号劣化を抑えた銅箔厚、専用の大型コンデンサーなど音質マイスターが厳選したパーツが採用されている。

 ボリュームセレクターはスピン仕上げのアルミ製が搭載されているほか、バナナプラグ対応の高剛性スピーカーターミナルや芯数を通常の2倍(108本)に増やした高密度スピーカーコードが付属するなど、細部にわたるまで配慮が施されている。

 生産の最終工程では、音質マイスターの視聴による音質確認が行われ、1台1台に確認が行われた証明である「音質確認証」が付属する。「Kseries Esuleでめざした“無垢なる音”の追求に一層の磨きをかけた」とは音質マイスターの萩原光男氏。

 CDレシーバーに内蔵されるアンプの最大出力は70ワット×2(JEITA 4オーム)/55ワット×2(JEITA 2オーム)。S/N比は105デシベル。音質補正回路「Supreme EX」も備える。本体サイズは280(幅)×151(高さ)×407(奥行き)ミリ、9.6キロ。

 付属スピーカーはバスレフ方式の3ウェイ3スピーカータイプで、2センチハードドーム型のスーパーツィーター、2.5センチソフトドーム型のツィーター、12センチコーン型のウーファーを備える。サイズは180(幅)×330(高さ)×275(奥行き)ミリ、約5.7キロ(1本)。

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