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五感にうったえる“ハイテク風呂”の実験が始まる

» 2006年11月28日 16時47分 公開
[ITmedia]

 東京ガス、東邦ガス、日本電信電話、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズの4社が「NEW浴Program」実験を開始した。ガス機器や家電をコントロールすることで、家庭内の手軽なリラックス空間として注目される浴室をユーザー好みにカスタマイズするというもの。浴室内の温度や湿度のほか、明るさ、香り、映像/音楽など、“五感”にうったえる浴室作りを進める。

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 実験では、給湯暖房機やミストサウナといったガス機器にくわえ、照明機器、NTTコムの「香り発生装置」、テレビ、VoD機器、ハードディスクレコーダーなどをネットワーク化。ユーザーが選択した入浴プログラム(リラックス、美容プログラムなど)に合わせて制御する。また緊急地震速報を活用し、地震発生時には予測震度や地震到達予測時刻などをテレビ画面に強制表示する仕組みも備える。

photo ネットワーク図

 ネットワークにはOSGi(Open Service Gateway Initiative)の技術を採用。1台のサービスゲートウェイに各種機器の制御用ソフトウェアをダウンロードして集中制御する仕組みだ。さらにNTT研究所が開発したサービス提供技術を組み合わせることで、機器の追加や変更、将来のサービスにも対応できるという。

 実験期間は2007年3月末までの予定。東京ガスのモデルハウスおよび東邦ガスの総合技術研究所を利用する。

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