レビュー
2006年12月06日 11時52分 更新

レビュー:

出張のお供に最適なNCヘッドフォン――東北パイオニア「SE-MJ7NS」 (1/2)

東北パイオニアの「SE-MJ7NS」は密閉型構造を採用したノイズキャンセリング(NC)ヘッドフォン。「フィードフォワード方式」などの採用で周囲の騒音を1/5にカットするという、そのパフォーマンスは?

 ノイズキャンセリングヘッドフォンの新製品が相次いでリリースされている。今年の下半期だけを見ても、ボーズ「QuietComfort3」、JBL「JBL Reference 510」、日本ビクター「HP-NC80」などが登場し、ノイズキャンセリング機能を搭載したポータブルオーディオ機器もソニー(NW-S700シリーズ)とパナソニック(SV-SD800N)から販売されているなど活況を呈している。

 製品ジャンルとしてはさほど新しいものではなく、筆者の記憶が確かならば1995年にはソニーから家庭用機器として「MDR-NC10」が販売開始されており(それ以前にもパイロット用や航空機内用としての製品化は行われている)、10年を超える歴史を持っている。

 iPodに代表されるポータブルオーディオの普及がノイズキャンセリングヘッドフォンの後押ししたことは間違いないが、最近はこれまでとはまったく異なる勢いで各社から製品が発表されている。東北パイオニアの「SE-MJ7NS」もそのなかのひとつだ。

photo 東北パイオニアの「SE-MJ7NS」

業界初のサラウンド機能も搭載

 本製品は周囲の騒音をマイクでキャッチし、逆位相の音を人工的に発生させることでノイズを低減する、アクティブノイズキャンセリングタイプの密閉型ヘッドフォン。ハウジング内部にもマイクを備える「フィードフォワード方式」を採用することで、騒音を1/5にカットするという。

 40ミリドライバーを搭載したハウジングのサイズは実測で約9.5(縦)×8ミリ(幅)×4.3(高さ)ミリ。決して小型とはいえないが、密閉型としてはそれほど大型ともいえない。ノイズキャンセリング機構を内蔵していることを考えれば、納得できるサイズと言えるだろう。重量は200グラム(コード/電池含まず)で、同じく密閉型のQuietComfort2よりもやや重い(QuietComfort2は同条件で170グラム)。

photophoto ハウジングの実測

 左ハウジングには電池ボックス(単四形乾電池×2本)とボリューム、ノイズキャンセリングのオン/オフ、本製品の特徴でもあるサラウンドのスイッチが設けられている。ノイズキャンセリングヘッドフォンへのサラウンド機能の搭載は「業界初」(同社)だそうだ。

 このサラウンドは「SRS Headphone」によるもので、スイッチの切り替えによって、電源オフ/ノイズキャンセリングON/ノイズキャンセリング+サラウンドONの3通りに設定できる。電源オフ時には、通常のヘッドフォンとしても利用できる。

photophoto 左ハウジングにはスイッチ類がまとめられている(左)、電池ボックスも左ハウジング(右)

 ノイズキャンセリングのオン/オフスイッチとボリュームは、装着しながら操作するには少々小さめに感じた。利用中に誤動作してしまうようなことはなく、利用しているうちに慣れるとはいえ、もう少し大きめ(特にノイズキャンセリングのオン/オフスイッチ)の方が扱いやすく思った。

 なお、本製品は折りたたみ機構も備えている。ハウジングが90度回転するほか、ヘッドバンドが折りたためるようになっており、かなりコンパクトに変形する。出張へ出かける際などには、このコンパクトさのありがたみを感じることになるだろう。

photophoto 折りたたむとかなりコンパクトになる

       1|2 次のページへ

[渡邊宏,ITmedia]

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


Special

おすすめPC情報テキスト

モバイルショップ

年度末にまだまだ間に合います
ビジネスユースに最適な小型PCを始め、即納モデル多数ご用意!

ノートモデルが続々と新発売
Core i7搭載ハイエンドノートから激安ネットブックまで!

キャリアアップ

ピックアップ

news009.jpg 価格比較:高級コンパクトデジカメ09年秋冬モデル、価格を比較
年末商戦向けに展開されている、各社高級コンパクトデジカメの価格を比較した。注目されるのはあえて高画素化の道を選択しなかったモデルだ。

index.jpg ビデオカメラ特集
デジタルビデオカメラは既に“フルHDは当たり前”となってきた。最新機種のレビューでフルHDに次ぐ、新たな選択肢を探してみよう。

news021.jpg 価格比較:「1万チョイまで」で幸せになるカナル型イヤフォン16選
ポータブルオーディオの最も簡単かつ効果的なチューニングはイヤフォンの変更。最近ではバリエーションも充実しており、ちょっと財布のひもを緩めればシアワセになれる。今回は人気のカナル型を集めてみた。

news022.jpg 価格比較:夏の水辺はコレで撮る――今夏の防水デジカメ徹底チェック(後編)
今年は防水デジカメの当たり年。今シーズンに登場した防水デジカメの仕様と価格を比較する。

news065.jpg 価格比較:高級コンパクトデジカメ、価格を比較
最近ではハイビジョン動画や個人認識、さらには超高速連写など、デジタルであることを前面に押し出した製品も増えているが、“撮ることの楽しさ”を前面に押し出した高級コンパクトデジカメもいちジャンルを築いている。各社製品の価格を比較した。

news097.jpg 価格比較:充実のエントリーデジタル一眼、価格を比較
最新のエントリー向けデジタル一眼は撮像素子も10メガを越えたほか、ライブビューやHD動画機能なども備えており、その充実ぶりは目を見張る。お買い得感の高いダブルズームキットで価格を比較した。

news102.jpg 価格比較:ハイアマ向けミドルクラス一眼、価格を比較
撮像素子はAPS-Cサイズながら、各種装備やスペックを充実させた中級デジタル一眼レフの価格を比較した。エントリー向けに比べやや高価にはなるが、いわゆる写真愛好家を対象とした製品だけに、充実した製品がそろっている。

news063.jpg 価格比較:あこがれを手に入れる、フルサイズ一眼の価格を比較
これまでフルサイズ機といえば、プロ向けの高価な製品しか存在していなかったが、今では少し背伸びをすれば狙える。とはいえまだまだ高価。最新価格のチェックは欠かさずにいたい。

news038.jpg 価格比較:エコポイント活用、ハイエンド機も充実の50V型以上テレビ価格一覧
50V型以上ともなると、各社のハイエンドモデルと録画機能付きテレビのオンパレード。プラズマテレビも選択肢が増え、画質・機能ともに充実した製品が並ぶ。

news098.jpg 価格比較:エコポイント活用、満足度の高い46V/47V型テレビ価格一覧
“価格比較”3回目は、46V型と47V型に注目。液晶テレビではプレミアムモデルの比率が高まり、プラズマテレビも選択肢が増えてくる。画質や機能は欲ばりたいが、出費はなるべく抑えたい――そんな人にぴったりのサイズだ。

news111.jpg 価格比較:エコポイント活用、売れ筋40V/42V型テレビ価格一覧
売れ筋の40V型、42V型の薄型テレビからエコポイント対象製品を取り上げ、実売価格を比較する。エコポイントは2万3000点。

news073.jpg 価格比較:エコポイント活用、最新37V型テレビの価格一覧
前回の40V型/42V型に続き、今回は1まわり小さい37V型を取り上げる。最新注目機種の中から、エコポイント対象製品をピックアップ。

news104.jpg 価格比較:エコポイント活用、録画対応モデルも充実の32V型テレビ価格一覧
リビングルームのメインテレビとして、また書斎や寝室におくパーソナルテレビとしても注目される32V型液晶テレビ。ここ1年ほどで倍速駆動や録画機能を備えた製品が増えているのも特徴だ。今回は各社のエコポイント対応製品16機種をリストアップ。

news092.jpg 価格比較:エコポイント活用、個室にちょうどいい26V型以下の液晶テレビを比較
パーソナルサイズと位置づけられる26V型以下だが、最近は上位モデルの機能を一部取り込む形で個性的な製品が増えている。個室やベッドルームなど、シチュエーションに合わせて検討したい。