レビュー

レビュー:実売6万円で買えるニコン党入門機――「D40」 (1/4)

ニコン「D40」は、小さくて軽いエントリー向けのデジタル一眼レフ機だ。ボディのみで実売6万円前後、標準ズーム付きで実売7万円前後という低価格ながら、一眼レフ機ならではの快適操作と高画質を味わえる。

 ニコンのデジタル一眼レフ機の中で、ボディが最も小さくて軽く、価格が最も手ごろなカメラが今月新発売した「D40」だ。従来のエントリー機「D50」と同じく有効610万画素CCDを搭載しつつ、大幅な小型軽量化や機能の改良、操作性の一新、画質のブラッシュアップなどを図っている。

photo ニコン「D40」。写真のシルバーのほかブラックボディがある

 手にした第一印象は、とにかく小さくて軽いこと。キットレンズも若干軽量化し、新たに付属する「AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm f3.5-5.6G II」の重量は205グラム。これにカードやバッテリーを含めた撮影時の総重量は約732グラムしかない。レンズキットの撮影時重量で比べた場合、ライバルとなるキヤノン「EOS Kiss Digital X」、ペンタックス「K100D」や「*ist DL2」、オリンパス「E-500」よりもさらに軽い。今のところ国内未発売のオリンパス「E-400」が出るまでは、最も軽量なデジタル一眼レフ機といっていい。

photo 本体重量はD50より65グラム軽くなり、約475グラムを実現。さらにバッテリーやキットレンズも軽量化した

 ただしD40は、標準では手ブレ補正に対応せず、手ブレ補正を使うにはVRレンズを用意する必要がある。例えば、手ブレ補正対応の高倍率ズーム「AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm f3.5-5.6G(IF)」と組み合わせれば便利なことは確かだが、ボディよりも重いレンズを付けるのは少々気が引ける。個人的には手ブレ補正にはこだわらず、高感度モードを利用したほうがD40の魅力が生きると思う。画素数に無理をしていないこともあり、ISO800や1600の画質は良好だ。最高ISO3200相当を利用できることもありがたい。

 ゴミ対策については、「D80」などと同じくシャッターユニットなどの主要な部品をゴミが出にくい設計にした上で、ローパスフィルターに帯電防止処理を施し、CCD周辺部にゴミを吸着させる仕組みを盛り込んでいる。また別売の画像ソフト「Capture NX」で写り込んだゴミの補正もできる。メカ的なゴミ除去機能はない。

photo セットアップメニューの「イメージダストオフデータ取得」でゴミの位置情報を取得すれば、オプションのソフト「Capture NX」を使ってローパスフィルターに付着したゴミによる影響をRAW画像から除去できる

 標準ズームと望遠ズームの2本をとっかえひっかえした試用期間内でゴミが気になったケースはなかったが、さらに使い込んだ場合どうなるかは何ともいえない。他社のメカ的なゴミ除去対応機の場合でも100%防止できるわけではないが、心理的な安心感という意味では、ないよりはあったほうがいいともいえる。そのへんはユーザーの判断次第だ。

photophotophoto
photophoto 左上から順に、ISO200/400/800/1600/3200相当で撮影。仕上がり設定は「標準」で、ノイズリダクションはOFF。露出とホワイトバランス、フォーカスはマニュアルで設定した

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