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録画もできるワンセグチューナー、ジーフォース「G-WWT-1201B」何につなげる?(1/2 ページ)

» 2006年12月25日 18時31分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ジーフォースが“Delight”ブランドで発売した「G-WWT-1201B」は、非常に汎用性の高い単体ワンセグチューナーだ。映像出力はコンポジット端子のため接続機器を選ばず、バッテリー駆動も可能。利用場所はユーザーのアイデア次第といえる。

photo ジーフォースの「G-WWT-1201B」(2万4800円、税別)。横はCFスロット用のPHSカード。同じような形だが、サイズは違う

 外観は、艶のあるブラックとシルバーのツートンカラー。側面に伸縮可能なポールアンテナを備え、まるでコンパクトフラッシュ型のPHSカードを大きくしたようなスタイルだ。外形寸法は、69(幅)×110(奥行き)×26(高さ)ミリで、重量は約125グラム。背面には、RCAピンジャックのステレオオーディオ端子とコンポジットビデオ出力を備える。

photophoto リモコンは付属しないため、操作はすべて本体のボタンで行う。ワンセグ視聴時は、方向キーの上下がチャンネルの順送り、左右で音量のアップ/ダウン

 電源は付属のACアダプタにくわえ、リチウムイオンバッテリーを内蔵する。バッテリー駆動時間は2〜3時間と短めだが、映像入力付きのカーナビに接続すればちょっとしたドライブなどに使えそうだ。また、市販のシガーソケット用アダプタ(DC12ボルトをDC4.2ボルトに変換できるもの)も利用できる。

 内蔵アンテナは、伸ばしてみると意外に長く、40センチ程度ありそうだ。根本から取り外すこともできるが、コネクタ部は通常のRF端子よりも一回り小さく、一般的なアンテナケーブルをそのまま接続することはできなかった。ジーフォースによると、専用の外部アンテナをオプション販売(オープン価格)する予定だという。

photophoto アンテナを伸ばしたところ。内蔵アンテナは取り外し可能

 接続するテレビは「液晶3.5〜12インチ、ブラウン管は20インチ程度まで対応する」(同社)。もともと低解像度のワンセグ放送は、あまり大きな画面に表示すると画素が粗く、見にくくなってしまう。しかも同機の場合、実サイズ(320×180ピクセル)で出力するモードを持っておらず、たとえば42インチの液晶テレビに接続すると、低解像度のワンセグ画面を42インチに拡大してしまう。つまり、上記のサイズは“見やすい画面で視聴できるサイズの目安”といえるだろう。

photophoto 画面設定は「ワイド」と「フル」(サイドカット)のみ。ワンセグ放送の実解像度で表示することはできない

 もっとも、アナログ/地デジのチューナーを内蔵するテレビに同機をつなげてもあまり意味はないため、組み合わせるのは、外部入力端子付きのポータブルDVDプレーヤーやカーナビ、液晶ディスプレイ、ビデオキャプチャー機能付きのパソコンなどが中心になる。

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