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ツンデレ標準搭載のワンセグテレビタカラトミーTOYフォーラム2007

» 2007年01月23日 23時39分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 タカラトミーは、同社主催の玩具商談会「タカラトミーTOYフォーラム2007」会場で、夏頃に発売する予定のワンセグポータブルテレビ「SEGNITY」を公開した。1万9800円(予価、税別)とリーズナブルな価格設定ながら、音声による操作ナビゲーション機能を搭載。しかも“ツンデレ”仕様だ。

photo 「SEGNITY」(セグニティ)。左右の操作ボタンには凹凸のない静電式タッチセンサーを採用している

 ツンデレとは、普段はツンツンとつれない態度なのに、ある条件下ではデレデレと好意を示すようになる女性キャラクターやストーリーのこと。SEGNITYでは、ボタン操作に応じて音声ガイダンスが流れるのだが、使用状況によって態度がかなり変わる。

 たとえば使い始めた当初は、テレビのチャンネルを変えようとすると「チャンネル変える気?」「ちょっと、見てるんだからチャンネル変えないでよ」などとツンツン。しかし使用時間が増えてくると「チャンネル変えるね〜」と快く応じてくれるようになる。「成長するナビゲーションはおそらく世界初」(同社)。ただし、せっかく仲良くなっても長期に渡って電源を入れずに放置していたりすると、再びツンツンに戻ってしまうらしい。

 外形寸法は99(幅)×61(高さ)×20(厚さ)ミリの「定期入れサイズ」で、QVGA相当の3インチ液晶を搭載する。ワンセグ視聴に関してはEPGやデータ放送をサポートしない割り切った仕様だが、側面のスロットにmini SDカードを挿入するとワンセグ放送を録画できる。またミニピンジャックタイプのアナログ入出力端子を備えており、外部モニターとしても活用可能だ。電源は単四形乾電池×4本で、ワンセグの連続視聴時間は4時間となっている。

photo カラーバリエーションは6種類になる見込み

 なお、試作機では若い女性の声を採用したが、同社では男性バージョンや人気声優を起用することなども検討中だという。「音声ナビはCPUパワーもくわず、まさにアイデア次第。まじめな機能を持ちながら、玩具的な要素もあるワンセグテレビを作りたい」(同社)。

photophoto 「SEGNITY」の横には、予価2万9800円という低価格液晶プロジェクター「ビジョン・プロジェクター」(AL-100)が展示されていた。仕様は固まっていないが、60インチ程度までのスクリーンに投影できるという。入力はコンポジット映像×1系統とアナログステレオのみ。7月発売予定

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