2位 42インチWXGA機が999ドル? “パナソニックショック”の真実
8位 “第3の薄型テレビ”はSED? 有機EL? それとも……
10位 1万円を切った本格プラネタリウム「HOMESTAR PURE」登場
やっぱりというか、案の定というか、先週のトップは「ツンデレ標準搭載のワンセグテレビ」だった。タカラトミーのワンセグポータブルテレビ「SEGNITY」は、ツンデレ仕様の音声ナビゲーション機能を搭載。日常に疲れた男達の心を癒してくれそうな、期待の新製品である。
「ワンセグの登場で、テレビを安く作る環境が整った」と同社。液晶パネルなど部材の低価格化も合わせ、玩具の価格帯から大きく外れることなくポータブルテレビを作ることができるという。今後もアイデア勝負のユニークなテレビが登場しそうだ。
とはいえ、“ツンデレ仕様”の液晶テレビなど、一体どこから思いついたのか。
キッカケはフジテレビ、だった。
“玩具メーカーらしいテレビ”を検討していたタカラトミーの開発陣は、あるニュース番組に目をとめる。画面に映っていたのは、日本人とフランス人のハーフとして知られる、あの美人女性キャスター。その姿と知的な話し方で、男女を問わず幅広い年齢層に人気がある。
ひらめいた。
そのワンセグテレビは、すばらしい機能を備えていた。平日の23時になると自動的に電源がオンになり、チャンネルを強制的にFNN系列局に切り替える。つまり、どんなに忙しいときでも、モナリザのように“斜め45度”に構えたあの美しい姿を見逃さない仕組み。重ねて書くが、すばらしい機能である。
結局、さまざまな“大人の事情”により、この企画が日の目を見ることはなかった(一応、製品化をお願いしてきた)。そこからツンデレに至るまで、どのような紆余曲折を経たのかは定かではないが、共通するのは、どちらも遊び心と男心(?)が満載という点だ。ワンセグの登場は、“遊べるテレビ”という新しい潮流を作り出すのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR