パナソニックは1月31日、「LUMIX」の新製品としてコンパクトカメラ6機種を発表した。新ラインアップでは、広角28mmレンズや高倍率ズームなど撮影の幅を広げる機能を軸にラインアップ化。とくに女性層のニーズを汲み“お嬢様”と“奥様”という2つのセグメントに着目した新製品をそれぞれ投入する。
製品名 | DMC-FX30 | DMC-TZ3 | DMC-FS1 | DMC-FZ8 | DMC-LZ7 | DMC-LS75 |
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実売想定価格(※1) | 4万円前後 | 4万7000円前後 | 3万円前後 | 5万円前後 | 3万3000円前後 | 2万5000円前後 |
発売日 | 2月22日 | 3月9日 | 2月9日 | |||
発表会で挨拶に立ったパナソニックマーケティング本部の平原重信副本部長は、2006年のデジタルカメラ市場において、購入者の34%が女性だったこと、また年齢別では「団塊の世代」が34%を占めたことを挙げ、女性層をターゲットにした2製品を紹介した。
「広々撮りたい(広角)、大きく撮りたい(ズーム)などデジタルカメラのニーズは多様化している。そして譲れないのはコンパクトさ。今回は“お嬢さま”と“奥様”向けに、それぞれコンパクトカメラの新製品を用意した」(平原氏)。
“お嬢様カメラ”は、28〜100mm(35mm判換算)の光学3.6倍ズームレンズを搭載しながら、厚さ22ミリの薄型ボディを実現した「DMC-FX30」だ。ボディカラーもファッション性重視で、化粧品を意識した「プレシャスシルバー」「エクストラブラック」「アーバンブルー」「センシュアルブラウン」の4色を揃えた。ブルーはソフトタッチの触感塗装、ブラウンはグロス調の光沢塗装など、それぞれ表面素材が異なる点も特徴だ。
「トリプルブレ補正」は、お馴染みの「光学式手ブレ補正」と「高感度撮影」に「動き認識」(インテリジェントISO感度)をくわえた総合的なブレ防止技術だ。動き認識では、カメラが被写体の動きを検知し、動きが大きい場合は自動的にISO感度を高めにしてシャッタースピードを早くする。一方、被写体に動きがなければISO感度を低めにしてノイズの発生を軽減する仕組み。
トリプルブレ補正は、昨年秋の「DMC-FX07」から継承したものだが、新製品ではモードダイヤルに「インテリジェントISO感度モード」を設けて素早く設定できるようにしたほか、動物を撮影する際にインテリジェントISO感度を自動的に働かせる「ペットモード」などを新たに搭載。使い勝手を重視した改良がくわえられた。「たとえば、カメラ任せの“おまかせモード”ではISO 800が上限となるが、ペットモードならISO 1250まで使える。FX07で好評だった機能を、より簡単に使いこなせるように改良した」(同社)。
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