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真の男の力を計る「漢力(おとこぢから)検定」スタート漢字検定ではありません

» 2007年03月15日 18時36分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 日本自転車振興会は3月15日、「漢力(おとこぢから)検定」キャンペーンを開始した。競輪の新しいファン層獲得を目指したもの。専用Webサイトで「漢力検定」を実施するほか、競輪選手をモチーフにした「漢列伝」などを掲載する。

photo 発表会には、競輪界を代表して長塚智宏選手(左)と小嶋敬二選手(右)が参加。元宝塚男役トップスターの真矢みきさんが華を添えた

 同会によると、「漢」(おとこ)とは「見る者に爽快感や感動すら与える、熱く強い生き様を体現する者」。約3700人のプロが“心技体”すべてをぶつけ合い、しのぎを削る競輪は、まさに漢のフィールド。同時に勝負の行方を見守り、予想する側にも漢としての資質が求められるという。

 キャンペーン特設サイトでは、クイズ形式の「漢力検定」を体験できる。たとえば「残業を終えて腹ペコで帰宅したら、自分の食事だけがなかった」とき、どう対応するか。「ありえない!と怒って今から作らせる」「ああ、いいよいいよと自分でお茶漬けを作る」「ダイエット中だから、とかいってがまんする」など3択式で回答。全9問をクリアすると、270点満点で自分の「漢力」を測定できる。

photophoto 検定問題と結果。アクセスするたびに異なる問題が表示される

 また、競輪選手に見立てた「漢タイプ」と心技体のバランスを示すグラフ、男女別平均値なども表示してくれる。このほか、「鍛!漢力講座」「漢列伝」など、漢を切り口として競輪の魅力を紹介するコンテンツを揃えた。

 検定問題を作成したのは、元競輪選手で現在は競輪TV中継解説者・評論家として活躍中の木庭賢也氏。「なぜ男ではなく“漢”なのか。たとえば“正義漢”という言葉があるように、力強さを感じる。英語でいえば“Mens”ではなく“Guy”でしょう」(木庭氏)。

photophoto 検定問題を作成した競輪TV中継解説者の木庭賢也氏(右)

 実際に検定を受けた小嶋敬二選手(石川・74期・S級1班)は240ポイントの「先行タイプI」、また投資家としても知られる長塚智宏選手(茨城・81期・S級1班)は210ポイントの「まくりタイプS」で、“技”のポイントが高かった。「株は(身体的に)楽をして儲けるための手段なので、やはり技でしょうね」(長塚選手)。

 ちなみに元宝塚男役トップスターの真矢みきさんは、220ポイントの「追い込みタイプ3」だった。「僕よりもポイント高いですね」(長塚選手)。

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