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新聞ラテ欄の見やすさそのまま――「レグザ番組表・ファイン」に変えてみたミニインプレッション(1/2 ページ)

» 2007年04月23日 04時00分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 すでにアナウンスされていた液晶テレビ「REGZA Z2000」シリーズのバージョンアップが、地上デジタル放送波を利用して予定通り4月23日の未明からスタートした。REGZA Z2000シリーズ本来の能力をフルに発揮し、EPG(電子番組表)の利便性を大幅に向上する「レグザ番組表・ファイン」へのバージョンアップを、さっそく試してみた。

 筆者が所有するREGZAは37V型の「37Z2000」。購入以来、BS/地上デジタルのフルハイビジョン放送やPS3でのBlu-ray Disc試聴・ゲームなどで“フルHDライフ”を存分に満喫しているわけだが、EPGに関しては若干不満があった。

photo 筆者が所有する37V型“フルHD”REGZA「37Z2000」

 “不満”というと語弊があるかもしれない。REGZAのEPGは操作性に優れており、視認性のよい画面デザイン、番組を見ながら裏番組チェックなどが可能な「2時間EPG」(ミニ番組表)など、ライバル機種のEPGと比べても決して見劣りするものではない。

 じゃあ、なにが不満だったかというと「画面情報量がフルHD&大画面を生かしきれていない」という点。私が37V型のZ2000を選んだ最大の理由は「フルHD」。しかも8畳ほどのリビングなので視聴距離も2メートル前後となり、画面上のかなり細かい文字も十分に判読できるのだ。つまり何が言いたいかというと「フルHDならば、EPG画面をもっと文字情報でびっしり埋め尽くしてくれ」という欲求がたまっていたのだ。

 とはいえ「技術的に難しいのかな」と半ばあきらめかけていた矢先の3月に「レグザ番組表・ファイン」へのアナウンス、そして4月にはその「レグザ番組表・ファイン」を搭載した新REGZA「H3000」シリーズが発表された。

 「レグザ番組表・ファイン」を導入することで、既存製品のラテ欄EPG表示「6チャンネル5時間」が「6チャンネル6時間」または「7チャンネル6時間」に拡大され、番組情報もEPGに表示されるのだ。新製品のメダマ機能をしっかりとZ2000ユーザーにも享受してくれる東芝の粋なはからいに感謝……。

 「レグザ番組表・ファイン」のバージョンアップサービスは、地上デジタルの放送波を使って提供。価格はもちろん無料だ。リモコンから「メニュー→設定→機能設定→ソフトウェアのダウンロード→放送からのダウンロード」と選び、「自動ダウンロード」の項目で「ダウンロードする」に設定することで、自動的にダウンロード&バージョンアップが行われる。「ダウンロードする」は購入時のデフォルト設定なので、ほとんどのユーザーは、今朝起きてみると「レグザ番組表・ファイン」に変わっていた……ということになっているはずだ。

 バージョンアップ後は「メニュー→設定→機能設定→選局機能設定→番組表モード」で、新しい番組表が選択できるようになる。

photophoto 「自動ダウンロード」の項目では、青ボタンを押すことで自動ダウンロードの日時一覧を確認できる(左)。ダウンロードが終了すると、チャンネル切り替え時などにテレビ画面の右上部に「i」(お知らせ)アイコンが現れる(右)
photophoto 「お知らせ」の内容(左)。メニューに追加された新しい番組表の選択画面(右)
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