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パイオニア、薄型テレビにマッチするサラウンドシステム

» 2007年05月10日 18時09分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは5月10日、薄型テレビとのマッチングを考慮したホームシアターサラウンドシステム“スマートシアター”「HTZ-565DV」「HTZ-363DV」「HTP-S313」を5月下旬より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格はHTZ-565DVが6万4800円、HTZ-363DVとHTP-S313が4万9800円。HTZ-363DV/S313専用のワイヤレスリアスピーカー「XW-1」も同時に販売開始される。こちらの実売想定価格は1万9800円。

photophotophoto 左から「HTZ-565DV」「HTZ-363DV」「HTP-S313」
製品名 DVDプレーヤー ワイヤレスリアスピーカー付属 フロントサラウンド対応
HTZ-565DV ×
HTZ-363DV ×
HTP-S313 × ×

 新製品はいずれも5.1chアンプを中心としたホームシアターセット。HTZ-565DVはワイヤレスリアスピーカー、HTZ-363DV/S313は周波数を変更せずに音圧差だけを調整することでサラウンドリアの存在を感じさせるフロントサラウンドシステム「フロントサラウンド・アドバンス」を搭載し、薄型テレビと組み合わせるにふさわしい取り回しのよさを実現している。

 HTZ-565DV/363DVのセンターユニットはDVDビデオやCD(CD-DA)だけはなく、前面のUSB端子を利用してUSBメモリなどに収納されたWMA/MP3/MPEG-4 AAC/JPEGなどの再生/表示も可能。デコーダーはDolby ProLogic IIやDTS、MPEG-2 AACに対応しており、地上デジタル放送の5.1ch音声も再生できる。

 HTP-S313はサブウーファー部に5.1chアンプを搭載、省スペース化を実現した。DVDドライブは備えないが、AM/FMラジオチューナーを搭載するほか、Dolby ProLogic II/DTS/MPEG-2 AACの各デコードに対応する。本モデルのみセンタースピーカーが2分割されており、薄型テレビ利用時に設置しやすくなっている。

 全機種、スタジオモニタリングと同一レベルの調整が可能な自動音場補正システム「MCACC」(Multi-Channel Acoustic Calibration System)を搭載しており、利用する環境にあわせた設定を素早く行える。圧縮音源が圧縮時に失った高音域を補正する「サウンドレトリバー」も実装されている。

 インタフェースはHDMI/D2/Sビデオ/コンポジット、角形光デジタル入力など(HTZ-565DV/363DV)。DVDドライブを搭載しないHTP-S313は角形光デジタル入力×2、両軸デジタル入力×1などを用意する。HTZ-565DV/363DVはSR+端子も用意されており、同社プラズマテレビ「ピュアビジョン」などに組み合わせれば、テレビ側の入力切り替えや音量調整がホームシアターセット側から行える。

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