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マランツ、アンプ一体型フロントサラウンドシステム“シネマリウム”発表手軽にシアター

» 2007年05月23日 16時23分 公開
[ITmedia]

 マランツ コンシューマーマーケティングは5月22日、アンプ、スピーカー一体型のフロントサラウンドシステム「CINEMARIUM」(シネマリウム)を発表した。英サウサンプトン大学と鹿島建設が共同開発した立体音響システム「OPSODIS」(オプソーディス)を採用。薄型テレビと組み合わせ、手軽にサラウンドシステムを構築できる。6月に発売する予定だ。

photophoto 「CINEMARIUM」の本体「ES7001」(左)。専用ラック「RM7001」などを使用した設置イメージ(右)
製品型番 概要 価格
ES7001 シネマリウム本体 12万4000円
SW7001 ES7001対応サブウーファー 2万4000円
RM7001 ES7001対応AVラック 5万円
MT7001 ES7001用壁掛けキット オープン

 オプソーディスは、人間が音像定位の手がかりにする“左右の耳に届く音の音量差”“左右の耳に届く音の到達時間の差”などを考慮し、独自のアルゴリズムで音声信号を処理することでサラウンド効果を実現する技術。リアスピーカーや反射音を利用しなくても、明確な音の移動感や音の包囲感などを得ることに成功したという。

 スピーカー部は、ツイーターに1.9センチドーム型×2、スコーカーとして8センチ径コーン×2、ウーファーは12センチコーン型×2の計6ユニットを搭載。それぞれのスピーカーに専用のデジタルパワーアンプを用い、スピーカー間の相互干渉を大幅に低減した。

 入力端子は、HDMI ver.1.1×2系統(+ディスプレイ用のHDMI出力1系統)と光デジタル入力×3系統、アナログ×2系統。DVDに使われるドルビーデジタルやdts、デジタル放送のAAC、さらにステレオソースをサラウンド化するドルビープロロジックIIをサポート。入力信号に応じて最適なサラウンドモードを自動設定する。

 また、ディスプレイと試聴ポジションの距離に応じて3通りのリスニングポジションを設定可能だ。ディスプレイの上側に設置しても下側に設置しても、音の出てくる位置が画面と一致するよう調整する機能も備えている。

photophoto サブウーファーの「SW7001」(左)とAVラック「RM7001」(右)

 外形寸法と重量は、ES7001(シネマリウム本体)が1080(幅)×153(高さ)×143(奥行き)ミリ/12キログラム。対応サブウーファーの「SW7001」が230(幅)×205(高さ)×300(奥行き)ミリ/6.2キログラム。専用にコーディネートされたAVラック「RM7001」は、1260(幅)×480(高さ)×450(奥行き)ミリ/53キログラムとなっている。

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